「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」中沢さんのツンデレシーン個人的BEST3

実は「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」毎週観てるんですけど、
静かに観続けようと思ってたんですけど、
なぜか最近間宮祥太朗がすごくかっこ良く思えてきて
今まで私の中ではジャイボの人という認識しかなかったのに何なんだろう。
1つ言えるのは、間宮祥太朗は長髪こそ正義だなと思っていましたがすみません、短髪こそ至高でした。

取り敢えず今私にできることは、間宮祥太朗演じる中沢さんは本当に良いキャラしてるんですよってことをしたためることだけだと思いますし、
ボス恋も5話まで終了し、おそらく前半終わったかなと思うので、
突然ですが中沢さんのツンデレぶりが遺憾なく発揮されている個人的名シーンBEST3をまとめました。

第3位:編集部の仕事をボイコットしてたものの奈未ちゃんの説得とファインプレーで編集部に復帰&ピンチを救った中沢さん

大事に大事に温めてきた特集の差し替えを命じられ、
やってらんねーよとばかりに編集業務をボイコットした中沢さん。
職場にも来なくなり、カフェで読書だの映画だの趣味に明け暮れる日々。超羨ましいなあと思って見てました。宝くじ当たったらあんな生活したいものです。

そんな中、そろそろ編集長のことがちょっとわかってきた奈未ちゃんはこの特集が差し替えになったことには何か原因があると推測。
いろいろ調べていった結果、特集していた柔道家・瀬尾の選手生命を絶たないため、つまり瀬尾選手の体と将来を慮った末の差し替えであることが判明。
それに気付いた奈未ちゃんは中沢さんを説得し、中沢さんと一緒に瀬尾のところへ行き、瀬尾も特集の差し替えは了承済みだったことを知ります。

そんで編集部の人手不足により、差し替えで特集する小早川佐和子のインタビューにインタビュー経験のない遥が向かわざるを得なくなり、相当あたふたしまくってるところで中沢さん颯爽と登場。
代わりにインタビューを担当し、さすがの仕事ぶりを見せつけます。
つっけんどんな態度をとりつつ結局困ったときには助けてくれる中沢さん。
そういえば奈未ちゃんが編集部入り立てのときもなんだかんだ言いながら用語辞典貸してあげてた。
こんな綺麗なツンデレ(しかも顔は間宮祥太朗)、職場で見たことありますか・・・?

2位:BBQで切なげに奈未ちゃんを見つめまくる中沢さん

中沢さんは3話で奈未ちゃんへの恋愛感情をおぼろげに自覚してからというものの、なんとなく挙動不審。中沢さんに密かに恋心を抱く遥さんがガンガン気付くほどあからさまに切なげな瞳で奈未ちゃんを見つめまくる。

奈未ちゃんが潤之介と2人で買い出しに行くことになったときも中沢さんは切なげ。BBQで遥さんが手料理作って来て話を膨らませるも、遥さんに話を振られた中沢さんはすぐに奈未ちゃんの話題に繋げる始末。

それでいて奈未ちゃんが潤之介と楽しげに話してるとこ見てまた切ない顔したり、現場の話振って2人の間に割って入ってみたり、あー、あーあー、好きな子に振り向いて欲しいのにはっきりデレデレできなくてモジモジしてる中学生男子みたい。
もういっそ!私にアシストさせてください!
根がツンデレだから素直に奈未ちゃんに自分の好意を示せない、そんな中沢さんを私が全力でアシストしてあげたい!
中沢さんへの恋心を胸に秘めつつ、中沢さんの恋を全力で応援する、そんなキャラとして緊急登板したい!

多分十中八九奈未ちゃんは潤之介とハッピーにエンドするんだけど、それでも「自分の気持ち伝えなくていいんですか?」って中沢さんの背中を全力で押してあげたい!
そして当たって砕けてちょっと落ち込みながらもすっきりしてる中沢さんに全力で告白して全力で振られたい!

そんで「私、諦めませんから!」って全力で強がって、
中沢さんに呆れ顔でフッて鼻で笑われたい!
というところまで妄想したんですけど私おかしいんでしょうか。

1位:奈未ちゃんに差し入れを渡しそこねて決まりが悪そうにデスクでおにぎりをほおばる中沢さん

誰もいない編集部で奈未ちゃんが明日締め切りの社内報原稿の追い込みをしてたら中沢さんが編集部にやってきた。
「俺は・・・今度の対談のラフ」とか言ってるけど、本当は奈未ちゃんのことが心配で来たくせに~。グラフとかの作り方教えてもらっていいですか?という奈未ちゃんに、あぁ?面倒くせえなあ・・・とか呟いてるけど絶対頼られてちょっと嬉しいとか思ってますよね。わかる、中沢さんの心の中が手に取るようにわかるぞお。

映画を例に出して編集部の地味な仕事の大切さを説く中沢さん、最高に活き活きしてた。中沢さんはオタク丸出しで映画とか漫画とか小説とかのことを一方的に語っているときの笑顔が1番いいんですが、中沢推しの皆さんは同意いただけるでしょうか。ふと「やっちまった」みたいにちょっと我に返って話まとめ出すところまで込みで素晴らしいと思ってます。

そんで奈未ちゃんは潤之介にちょっとだけ呼び出されて、いつものベンチで差し入れを受け取る。ここでもらったかに飯のおにぎりとかに汁がもんのすごく美味しそうなんだけどそれはおいておいて、

そしたらさ、席外してた中沢さんがコンビニの袋ぶら下げて帰ってくんの。
そんで奈未ちゃんに声をかけようとするんだけど、
すでに何やら食べてるのを見て、差し出しかけたコンビニ袋引っ込めて、
ちょっとぽりぽり頭かきつつ決まり悪そ~うにデスク戻っておにぎりほおばるの。

ああああああああ何なんだろうこの感情は。
愛しさと切なさと、心強さ・・・?(篠原涼子)いや、違う。もどかしさとかタイミングの悪さに対する同情とか、私がそれ食べてあげますっていうか、むしろお金出すんで買わせてくださいっていう希望・・・?取り敢えず日本全国の応援団は今すぐ中沢さんに向かって「頑張った頑張った中沢エール」を送って中沢さんを慰めてあげて欲しい。

んで原稿頑張る奈未ちゃんのことチラッチラ見まくってて、中沢さんラフ進んでるんですか?いや、むしろラフなんて存在するんですか・・・?

ていうか最近ドラマ観てると当て馬キャラばっかり気になるんだけど何なんだろうこの目覚め。そういう年頃・・・?星のめぐり的な・・・?

 

 

奈未ちゃんの出身地、熊本のお菓子で私の個人的No.1。
美味し過ぎて何本でもいけてしまう。

「君と世界が終わる日に」4話感想【情報量多過ぎて理解が追い付かねええええ】※ネタバレ有

何かいろいろな方面に話が広がっていって頭がうわああああ?ってなってます。
四方八方にバーッて話が飛んでってる。

そしてなんと!
芳根ちゃん退場であります・・・

まずね、刀集団はただの荒くれ者の集まりではありませんでした。
実はボスは坪井さんっていう地元の有力者の息子で、地元の人からは坪井の坊ちゃんと呼ばれ慕われていた。一気にローカルな話になってきた。
そんでその地元の人の中に、なんかよくわからん高熱が出る感染症(ゴーレムとは恐らく関係ない)に罹ったと思しき人が何人か現れて、その人たちは隔離されてた。なんかどっかのウイルスと被りますね。

で、ゴーレムが発生し始めて隔離されてた人たちは置き去りに。
それを坪井の坊ちゃんが助けて、ショッピングモールの奥でかくまってたってこういう話なんですよ。
私は悪役には最後ギリギリまでできるだけ悪役を貫き通して欲しいタイプなんですけど、坪井の坊ちゃん悪役ですらなかった。
坊ちゃんの周りのヤンキーだちだってそんな坊ちゃんを慕う仲間だちなわけでしょ。

もう・・・
最初に話し合えば良かったじゃん・・・
まずはお互いの現状説明から始めれば良かったじゃん・・・
人質とったり武器交換したりとか、この世界では体力だって貴重な資源なのに無益な小競り合いで消耗しないで・・・

って思うんですけどね、なんで坪井の坊ちゃんたちの素性がわかったかというと、サンプル採取で自衛隊と外に出た来美が秒で坪井軍団に捕まり、医者だとバレてかくまってる人のケガを診てやれと言われたからです。
来美もびっくりしただろうけど私もびっくりしたよ。
かなりの素早さでとっ捕まっててあれ?私何分か寝てて見逃したのかな?って本当に目を疑いました。

生存者チームは全員捕まって牢屋みたいなところに入れられたんだけど、
響はショッピングモールの発電機が壊れてあたふたしてる刀集団に自分なら直せると言って外に出ます。そして案の定隙をついて逃げ出します。
響は自分たちを助けに来ると信じて待つ生存者チーム。
そんな皆さんを美亜は信じるなんてバカだと煽りまくる。
ていうかね、なんで等々力だけめっちゃ厳重に縛られてるの?
ほかの人は縄で2回しくらいの縛り方なのに、
等々力だけ上半身を×型で縛られて、さらに下半身はつま先まで縄回されてるし。
今回も牢屋の中で生存者たちが響を信じるの信じないの揉めるんだけど、
で等々力は安定の響disりをするんだけど、
なんか1人だけすごい縛られ方してて映るたびに私はフフッて笑ってた。

そんで自衛隊が来美保護とテロリスト殲滅のためにショッピングモールに乗り込んでくる。
坪井軍団はけが人たちと一緒に逃げる時間を稼ぐため、
牢屋に閉じ込めておいた大量のゴーレムを解き放つ。
もう?もう自在にゴーレムを操っちゃうの?
ウォーキングデッドですらシーズン3くらいまでかかったゾンビを使って相手にダメージくらわすという戦術、もう会得しちゃってるの?

ここで美亜。突然「私どうしてもあの人を見捨てられない!」と軍団から離れてあらぬ方向にダッシュ
なんと別な場所にガチで彼氏ゾンビをかくまってました。
彼氏ゾンビと交戦中の響にすがって彼氏ゾンビをトイレに縛り付け、
彼氏が自分を待ってる間に噛まれてゴーレムになったとさめざめ話す。
近くまでゴーレムが迫っている気配を感じて響は逃げようとするも、
美亜は自分で逃げると彼氏ゾンビの側を離れようとしない。
そして響に「ゴーレムを操る魔法」を教えて・・・

響が逃げた後にゴーレムの大群に襲われ、
咄嗟に彼氏ゾンビを縛り付けた個室に立てこもり、
彼氏ゾンビと「手を繋いでデートする」という小さな夢を叶えた後、彼氏ゾンビに噛まれました・・・

芳根ちゃん仲間になるかな?とちょっと思ってたからびっくりした。
でも、こういう状況になったら皆が皆何が何でも生き抜こう!みたいな人だけじゃなくて、大切な人と、例えゾンビになっても運命を共にしようと思う人もいるよねきっと。
だから芳根ちゃんは彼氏ゾンビを失った苦しみ辛さを胸に頑張る的じゃなくて、彼氏がどんな姿になっても変わらず好きだからとことん一緒にいます的な最期でそれはそれで良かったんだと思う。

さらに衝撃は続くよ。
ゴーレムはなんと火が苦手。
牢屋の外に大量のゴーレム絶体絶命の生存者たち。
そこに現れたのは松明持った響でした。
そんで外に脱出成功するんだけど、
反対方向に逃げてく自衛隊を見て等々力は本郷さんを殺されたことがフラッシュバック。
弓で隊員を1人射殺しちゃいました・・・
ええ・・・

響が坪井軍団から逃げてる途中で落っことしたリングネックレスは偶然に偶然を重ねて来美の手元へ。来美は響がショッピングモールにいたことを確信し探しに戻ろうとするも自衛隊に保護され戻される。
そして背が高く弓を持った生存者に隊員が殺されたことを知る。
ええ・・・まさかに響冤罪フラグまで立ててくるんですか・・・?

さらにさらに、逃げた先で響と等々力が衝突。
等々力はもうやってらんねーよついに堪忍袋の緒が切れたよとばかりに響が抜けるか自分が抜けるかという選択を迫る。
いやー、等々力は響のせいで散々な目に遭ってるみたいな言い分だけど、あんたも相当だって。むしろ響は自分のやらかしを最終的には自分でなんとかしてるまだいい方だって。

で、響は自ら脱退するんだけど、ほかの生存者メンバーが響についてくる。
やっぱりね、この状況で皆もうピリピリしたくないのよ。
どこに身を寄せても結局何かかしらで命からがら逃げてる。
こんな日々の中、せめてメンバー同士だけでも仲良くいたいってそろそろ皆気付き始めてた。
そこへ来て等々力みたいな万年カリカリヒステリック男がリーダーになった暁には、いよいよ心の平安なんてない。
だったら突っ走り気味でも最終的に帳尻合わせてなんとかしてくれて、弓もうまくてしかもご飯もおいしいリーダーの方がいいって私でも思う。なんて言うかそりゃそうだよねの一言に尽きる。

それにしてもどうして等々力はあそこまでこじらせてるんだろうね。
こんな状況で1人だけめっちゃ頑な。チームの輪を乱してまでこじらし通すって、
生半可な恨みじゃ視聴者はもう納得しないよ。肩もてないよ。
自分も来美が好きなのに裏切って来美と付き合いやがって・・・!
くらいのレベルとわかろうもんなら、こんのバッカちんが!!1話で来美が生きてるわけねーだろもう諦めろ皆に迷惑かけんなみたいに響を罵倒しといてこいつ!お前が1番恋愛脳だコノヤロー!!
ってフルボッコになる。

さらにさらにさらに!今回はラストの回想パートにも重要そうなシーンだらけだよ。
響が小さい頃にお母さん病気か何かで亡くなってるんだけど、
滝藤さんはそのときの主治医でした。
そしてお父さんは「響、お父さんを信じられるか?お父さんは必ず帰ってくる」
とフラグバッキバキに立てて失踪してました。
高校生になった響がお父さんの手がかりあるって富士山麓まで行って、
ズタボロのジャケット(多分お父さんの手がかりはそれ)片手にしょぼくれて帰ってきたところ、不謹慎ながら可愛いなと思いました。

滝藤さんは報告修正させた自衛隊幹部を用なしむしろ邪魔とばかりに毒殺するし
つまり自衛隊は滝藤さんにいいように使われてるだけで、ま、まさかこれは浅香航大が生存者チーム合流とかないですか?と勝手に妄想してみたり。
横浜ダメぽフラグも立ったのでなんとなくシーズン1のラストはこうだな、なんて思いを馳せてみたり・・・

ちなみにもう響と来美のすれ違いにもどかしさを感じる時期はとうに過ぎ、
最近は「今回はどんな華麗なすれ違いを見せてくれるのか」という視点で楽しんでいます。

 

今回の回想シーンと菅田くんの曲の相性は抜群だった

「俺の家の話」3話感想【なんだかんだでこの家族は思い合っている】※ネタバレ有

ああ・・・皆、皆上手い。出てる俳優さん全員上手。

もう毎回言ってる気がするけど、ここまで全力で綺麗事を通す主人公を嫌味なく演じられる俳優がいるだろうかいやいまい。反語も食い気味になるほどのスピードで叫びたい。もう俺があいつであいつが俺で状態。つまり長瀬が寿一で寿一が長瀬で、何が言いたいかというとこんなドラマ作るクドカンもこんな役やれてる長瀬くんもすごいなあってしみじみ噛みしめてる人一体何十人何百人いるんだろうという話です私も含めて。

「介護にまさかはない、肝に命じます」

と、ストレートに自分の非を認めて謝れる。こう在りたい。こう在りたいっての本当に。
寿一は自分が悪かったことは素直に反省する。
ショックを受けたら素直に葛藤する。
悩み方すら真っ直ぐだ。
真っ直ぐ過ぎて言わなくていいことをつい言っちゃうときもあるけどそれでも真っ直ぐだ。
本当にさあ、
取り敢えず寿一がそんなに怒られなくて良かったよお・・・

「渋い~」「素敵~」「機能的だよね」「飽きの来ないデザイン」「折りたためるから場所も取らない」「疲れたら座れるし俺も欲しいくらいだよ~」
とかシルバーカー褒めちぎるくだりも、
「プレゼントがありまーす!」のところで「スタップ細胞か~?」って超懐かしめのネタ挟むところもテンポ良過ぎて。
シルバーカー拒絶されて舞が泣いちゃって黙ってられない寿一が
長生きしてもらいたいから皆気遣ってんだろ!ってバラして
しかもシルバーカーを手押し車って言ってキレられたり。

「バカな振りして言うから、バカになって聞いてくれるか?」って言う寿一に寿限無がアホになった世界のナベアツばりに「なぁ~にぃ~?」ってノッてあげるのも
長州力だけじゃなく武藤と蝶野まで揃えるのも本当に良い意味でどうかしてる。力のいれどころがおかしい。
でもおかしいからこそシリアスな展開でも落ち込まない。バランスがいいから心にグサッと刺さり過ぎない。ほど良くサクッと刺さって止まる。
あまりにもリアリティを追求したドラマは観ていてヒリヒリする。
かといって綺麗事だけが宙に浮いたようなドラマは遠い国の話過ぎる。
そこのバランスが本当に絶妙なんだ。緩急うまいなあクドカン。脚本の神様に愛された寵児。

あとねスーパー多摩自マンもなかなかだったけど、
スーパー世阿弥マシンの匂わせぶりね。

そんでこの世阿弥マシンが腰やっちゃって鋼の体幹頼りに棒立ちで耐えたり。
その上さくらの家の話に関する新作能、できる人が渾身の力で振り切れるパロディほど愉快なエンタメもないと思う。

こんだけ笑えるのにそこからのホロリだからまたニクいんだよね。

「無理しなきゃ2度と能舞台に立てないだろ」

っていう言葉、おそらくあそこにいる人間は
「多分無理だろうけどお父さんが前向きになってくれて良かった」
と思っただろう。

シルバーカーを押しながら、
「じゃ、人間国宝。笑われに行ってきまーす」
とヘラヘラ出掛けて行った道すがら、
寿三郎さんはさくらに「ヘルパー利用者」の口調で話し始める。
本当は全部わかってた寿三郎さん。
自分が気を遣われてることも、舞が自分のためにシルバーカーを買ったことも、さくらに振られたことも全部わかってた。

家族をできる限り心配させたくない、
自分がどのように人生をまとめていけばいいのかわからない、
「(広げた風呂敷を)散らかったままでいいんじゃないですか」
というさくらに、やっぱり自分で自分で畳まなくちゃいかんですよ
だって私あの子たちの父親なんですから
としっかりした口調で話すその姿。

ジーンとくるわこんなん・・・

からの世阿弥マシンね。
そして試合終わらせて速攻家帰って2人帰って来る前に風呂洗ってチャカチャカ餃子作って、マスク被ったまんまなの気付いてマスクはいでマスクを鍋掴みにしてフライパンのフタ開けて焼き立ての餃子、超美味しそうだった。

そんでその後入浴介助中に寿三郎のエンディングノートを見ちゃう寿一。
そこには「もう1度舞台に立つ」と大きく筆で書かれた文字が。
扉の向こうから寿三郎は
「今日さあ、もんのすごいねえ。体幹の強いプロレスラーがいたんだよ。
あいつ、プロレスなんかやめて能やればいいのになあと思ったなあ俺は」
なんて息子と知らず世阿弥マシンを褒める。

寿三郎がまた舞台に立ちたいと本当に考えてくれていること、
そして正体不明の覆面レスラーとしてとはいえ、初めて寿三郎に褒められたことに、うれし泣きを堪えるような表情をする寿一。
いやあ・・・やっぱり上手いわ・・・上手い人しかいない(そして感想の冒頭に戻る)

 

↑これはキレてないです

↑これは適度にキレてます

「ドーン・オブ・ザ・デッド」感想【ゾンビ作品に必要なものが全部詰まってる映画】※ネタバレ有

ゾンビものはシリアスかB級かどっちかに舵切るべきとほかの記事で書きましたが、この「ドーン・オブ・ザ・デッド」は完全シリアス。
その上、ウイルスの原因が何か、どういう仕組みで死んだ人間の体を動かしているのかとかそういった小難しい話は一切なし。
ある日突然おかしなウイルスが爆発的に流行り、ゾンビ(感染者)に噛まれた人もまたゾンビ(感染者)になっていく、そんなパニック状態で逃げ惑う人たちを描いた非常にオーソドックスなゾンビ作品です。

それもそのはず、ゾンビ映画の元祖とも言える作品、1978年公開の「ゾンビ」のリメイクなのです。ゾンビってなんなの?というゾンビビギナーの方にも取っ付きやすい映画なんじゃないかと思います。

主人公は看護師のアナ。ある日の朝、夫と寝室で寝ているとそこへ突然近所の少女が登場。しかも「それどうなってんの?」ってビビるほど顔に大けがしてる。
慌てて駆け寄る夫ルイスの首元になんと少女が噛みつき、アナが必死に止血するもルイス死亡。しかし、死んだルイスはすぐに目を覚まし、なんとアナに襲い掛かって来て・・・!と、そんな始まりです。

この映画の特徴の1つはまずゾンビ。ゾンビは移動が遅いか速いかという「スピード」、もろいか頑丈かという「耐久性」これらによってある程度レベルが変わってくるわけです。あ、これは持論です。
で、この映画のゾンビは走ります。力いっぱい駆け足。そんで飛びかかって来るの。しかも皆結構頑丈。殴ってもなかなか致命的なダメージが与えられない。ゾンビの中でも厄介な部類だということです。

夫がそういうゾンビになっちゃったからアナはもう自分の家から逃げるのも命からがら。車発進してもしばらく追って来るし、近所の人ロックオンして飛びかかるしKOEEEEEEE。
あんなゾンビ武器持ってても全然アドバンテージにならない。普段から筋トレ・走り込みしてないと逃げ切れる気がしない。

そしてこの映画の主な舞台はショッピングモール。
ショッピングモールと言えばゾンビもの定番中の定番スポット。
雨風がしのげて物資が盛りだくさん、場合によっては水道や電気も通っている夢のような場所。
それゆえ生存者同士の縄張り争いが発生しやすい戦場でもあります。
アナ&道すがら出会った生存者たちと既にショッピングモールにいた生存者たちは案の定衝突。

ちなみに、ゾンビものによく登場するキャラとして

・やけに戦闘能力が高い敵対勢力(のちに仲間に)
・優しく正義感に溢れ強い黒人男性
・自分が生き残るためなら平気で裏切る調子のいいクズ
・親子or夫婦or兄弟姉妹

これらをこの作品は全て網羅しています。さすがです。
で、今まで会ったこともなかった人間が一堂に介し、未曽有の世の中を生きて行くわけなのでいろいろなことが起こります。
中でも、噛まれる=ゾンビになるという現実をなかなか受け入れられず、やばい事態を引き起こしてしまう展開もお約束。
ショッピングモールに逃げてきた生存者の中の、アンドレ・ルーダ(妊婦)夫妻、モール内でゾンビが発生した際に実はルーダがゾンビからの小さな傷を負ってしまう。
ほかの誰もその傷のことは知らなくて、夫妻もこれくらいで済んで良かったね的なテンションだったのに、後々ゾンビに噛まれるとゾンビになることが判明し、アンドレ愕然。妻ルーダは何も知らないまま「腕の傷が痛む」と訴えながらこれからへの不安を吐露する。
そしてアンドレはルーダがゾンビの噛み傷を負っていることを隠すべく、おもちゃ屋の奥にひっそりルーダを住まわせるのですが・・・
この後の展開は察してください。

あと、ちょっとかっこいいキャラが多いのもポイント。
例えばトラック運転手のノーマおばさん。トラックで逃げてる途中に基地に寄って生存者をピックアップするという強者。
また、ショッピングモールにもとからいた警備員チームのヘッド的存在、CJもかっこいい。最初はよくいる他チームのイキったヤンキーだと思ったのに、実は結構骨のあるナイスガイだったのよ。
それからどんなときでも「多分この人は裏切らないな」っていう安心感バリバリの
(主人公に)超絶優しくてそこそこ強い善人マイケル。
あとめっちゃ凄腕のスナイパーで1人だけ別なビルにポツンと孤立し続けてるアンディ。
ただし、ゾンビ映画ってこういうかっこよくて視聴者が生き残ってお願い!って思うようなキャラでもバッタバッタ退場させていくから容赦ないよね。

そんでもって、ショッピングモールでなんとかゾンビを退けながら物資もなんとかやりくりしながらどうにかこうにか皆でいつまでも暮らしましためでたしめでたし
で終わらないから大変だよね。せっかくの楽園が何かの拍子に地獄に変わるという。

とにかく、無駄がないゾンビ作品。
うん、そうだよね、そうだよねって話が転がっていく。
なんであの人あそこで死んだの?別に死ななくてもよかったんじゃないの?
って思うかもしれないけど、脈絡もなく今まで普通に存在してたレギュラーキャラが死ぬ、それがゾンビものってやつなんです。

シンプルにゾンビが見たい、ハラハラしたい、
でもエグ過ぎるのはちょっと(内臓ぶしゃぶしゃーとか)、
かといって完全に「作りものですよね」みたいなのもしらける・・・

という人はぜひ。

 

「君と世界が終わる日に」3話感想【佳奈恵が単独行動すると何か起こるの最早お約束】※ネタバレ有

前回ラストシーンで突然駐屯地側から狙撃され退場してしまった本郷さん。
自衛隊が突撃してきて響たち生存者グループは車に分乗し、命からがら逃げ出します。


駐屯地の中では「不審者側から撃ってきたためこちらも撃った」という報告がなされ模様。


ただ、桑田(浅香航大)は自衛隊内での報告にむしろ不審を感じる。あなたは自衛隊の良心だったか。当初の報告は「自衛隊側から発砲した」とされていたのにいつの間にか内容が変わっていること、そして不審者側からの発砲で死んだとされている隊員から摘出された弾が自衛隊が使用しているものと同一であること。これによって桑田は、この報告なんか変じゃね・・・?と勘ぐっている。


ていうか、この報告したの誰!
正直過ぎるでしょ!
私がその指示した人なら「ちょ、おま、何そのまま報告しとんねん」ってしばき倒しちゃうレベル。
明らかにまずいことしてるのにそのまま報告しちゃダメでしょ!って。
これうちら隠蔽するつもりなんだよ!って。
大丈夫?自衛隊内の悪の組織。ちゃんと悪の教育行き渡ってるの?ミスったら減給とかじゃ済まないと思うよもはや多分給料もないし。


それで、生存者チームは横浜に向かって放浪し、ショッピングモールを発見。
中に入った途端、生存者たちをゾンビと勘違いした美亜(芳根京子)(女優)に襲われる、も、ゾンビではないとわかったところで、「助けてください」と言い残し気絶する。


ショッピングモールの中には物資が盛りだくさん。ゾンビものでショッピングモール探索は定番だよね。もしリアルにゾンビの世の中になってもやっぱショッピングモールは大切。物資調達の超重要拠点。もしゾンビだらけになったら私もなんとか歩いてヨーカドーまで行きますね。響はチェーンネックレスを見つけ、それを使って婚約指輪を首から下げることにしました。


美亜の目が覚めて皆で夕食。飲食店から調達してきた冷凍食品で超豪勢なメニュー。
そしてこの豪勢なメニューを一気にまずくするような等々力の辛口コメント。
明日横浜方面に向かうべきという等々力とここで救助を待ちたいという佳奈恵が衝突。どうやって自分たちがここにいると救助隊に伝えるんだ、警察(自分)を頼るなら言うことを聞けと言い放つ等々力。
ちょ、おま、言い方もう少し考えろ・・・。
さっきまで超雰囲気良かったのにお前らのせいでお通夜状態だよ。ご飯は楽しく食べようよ。空気悪くなるの嫌いな私まで画面のこっち側でヒヤヒヤしてるよ。
せっかく(多分)久しぶりのちゃんとしたご飯なのにまずくなっちゃってるでしょ。
響まで佳奈恵に八つ当たりされてるじゃん。超理不尽。


で、佳奈恵は「1人になりたい」とバリケード破ってどっかに行きました・・・
で、捕まりました・・・謎の集団に・・・
お前、本当にトラブルメーカーだな・・・
飯豊まりえじゃなかったらもう捨てられてるぞ・・・


佳奈恵を人質にとって、人ん家(ショッピングモールのこと)で楽しんだなら対価として武器を渡せと謎の集団は主張。このショッピングモールからゾンビを追い払ったのは自分たちとのこと。
ちなみにこの中にいる日本刀もった女性、
日本刀・女性・ゾンビものと言ったら、あれだよね。ミショーン。ミショーン?あなたミショーンなの?
そんでミショーンの巧みな刀さばきによって佳奈恵の髪だけバッサリ切って「うちらやる気だかんな」とアピール。明日武器と佳奈恵を交換することに。


一方、駐屯地では生存者チームがテロ集団認定されていると知った来美が、自分もサンプル採取(ゾンビのサンブル取るための外出)に同行させて欲しいとごねまくっていた。


滝藤賢一と女医が来美をゾンビを閉じ込めている部屋に連れて行き、ワクチン研究していることを説明。
超大切なことなんだよ(だから不審な民間人を近づけるわけにはいかないんだよ)という話をするも、来美は不審者との報告は何かの間違いではと主張。そうかもしれないから調べてみるねとお茶を濁そうとした滝藤に私も外に出してくれとすかさずごねまくる。


そこで滝藤と女医はテストと称し、檻につないだゾンビの頸動脈からサンプルを
採取するよう来美に指示。ちなみにこの世界ではゾンビは「ゴーレム」と呼ばれてるようです。
活きの良いゴーレムになかなか近づけない来美だったものの、響に会いたいという強い気持ちでなんとかサンプルの採取に成功。駐屯地の外に出る部隊に同行できることになりました。なんか来美どんどんサバイバー化してきたな。
しかし、滝藤は来美の血液データからあることに気付き、来美を「私たちの最後の希望」と称する・・・まさか・・・ゾンビ界のチート、抗体持ちなんですか・・・?


佳奈恵を助けに行くのかどうするのかというテーマで揉めるメンバーたち。
も、揉めてばっかりよ!ちょっとはこう、絆が生まれる的な感じないの!?
大抵苦難を一緒に乗り越えて生存者メンバーは堅い絆に結ばれて行くもんでしょ!
消防署で会ってから1週間以上は経ってるだろうに全然バラバラやん!初日から変わってないやん!
ただ、響だけはちょっと成長していた。疑うことを覚えた。


美亜に向かってこのままだと信用できないと言う響。えらいぞ。
でも「そもそも芸能人の君がさ、なんで横須賀に」って、あなたの中の横須賀一体どういうイメージなのよ。


そこで美亜はショッピングモールの倉庫に縛り付けた自分の彼(ゾンビ)を公開。
仲間(謎の集団)に殺せと言われたものの、どうしてもできなくて・・・と涙。
こんなになってもまだ好きだと泣く美亜に、響は自分と来美の関係を重ね、共感する。


この件で響らは美亜を信用。あちら側は響たちの拳銃は1丁だと思っている(実際は等々力と本郷さんの分で2丁)ので、そこを上手く活かして武器をとられず佳奈恵も救出作戦を実行。美亜は橘親子と一緒に倉庫で待機。実際途中まで超上手くいってた。
あっちの集団に顔覚えられてる響がわざと取引のときに身を隠し、あっちがそれに気づいて「お前が俺らに不意打ちくらわせようとしてるのわかってたぜ」ってニヤついてるところで引越し屋の韓国人がもう1丁の拳銃つきつけて、佳奈恵も救出。


それなのに美亜がまさか裏切るとは・・・。
さすがの女優だよ・・・。
子供を人質にとってお出ましとはこいつもなかなかのクズ・・・。


ちなみに毎回最後に差し込まれる響と来美のラブラブシーン、今回は響と等々力の学生時代の回想で、なんか今全身ナイフみたいなとげとげしい等々力にも、響とこんな冗談言い合って仲良い頃あったんだなーってわかって思いのほか切なかったです。
ちょっとグッときた。むしろ毎回響と等々力のほんわかシーン流してくださいお願いします。

 

「俺の家の話」2話感想【さくらの正体わかったようなわからんような】※ネタバレ有

クドカンドラマによくある深夜ドラマみたいなシュールな小ネタが冴え渡る回でしたね。


寿三郎「私こと、二十七世宗家深山寿三郎は、よぉぉぉうかいご、いちとにんてい、されそぉうろう」

大州「YO-YO!俺のじいさんYO介護!」←OSDの差し金


前回1話の終盤で、寿三郎は後継者は自分が決めると話していたように思いますが、継がせて欲しいという寿一の気持ちを汲んだ形になったようです。


しかしプエルトリコチャンピオンのベルトは持っていても宗家の免状は持っていない寿一。寿一が二十八世になり宗家を継ぐという発表に不満を噴出させるお弟子さんたちを見て寿三郎は「じゃかぁあしいや!オルァア!」と立ち上がって喝。(「立った」「宗家が立った」)


シテ方が脇方・狂言方など舞台に関わる人の全てのお給金と舞台のお金を賄わなければならない。能の世界も厳しいものです。寿一は養育費の10万円が用意できず、秀生との面会を元妻に断られてしまい、寿限無に借金をお願いするものの、実は実家も家計は火の車だった。


「じゅいっちゃんもやらない?今紹介すると5千円もらえるんだよね!」って寿一をデリバリーのバイトに誘ったにこやかな寿限無、ちょっと浦ちゃん入ってた。


ちなみに全然話変わりますが、能のことを全く知らない私でもハマった能の漫画「花よりも花の如く」。こういうタイトルが大好きで読んでみたらめっちゃくちゃおもしろかったので興味あったらぜひどうぞ。主人公の憲人の垢抜けっぷりが異常。


で、寿一はデリバリーでバイトしながらお弟子さんたちの前でテストとして披露する舞を練習するんだけどなかなかうまくいかない。そんなうまくいかないゾーンに入ってしまった寿一だが、かつて所属していたプロレス団体で喝を入れてもらうことにより浮上。徐々に昔の勘を取り戻し始める。


そして悩みの種だった10万円もさくらが貸してくれることに。自分を信じてくれ、舞を褒められ、さくらに淡ーい恋心のような気持ちを感じる寿一。「親父にも褒められたことないのに」ってアムロのパロ挟んでくるところが脚本の芸細かいっす。


その後踊介の調査の結果、さくらが後妻業である可能性が出るも、寿一は「そんな人じゃない」と一蹴。ただし、もしものときにさくらに有利な遺産相続をひっくり返すためには、自分がさくらから金を借りていることが不利になるかもしれないと一抹の不安を覚える。も、なんやかんやで10万円を元妻に渡し、無事秀生と面会再開。そして無事舞を披露し、門弟さんたちにも認められて一件落着・・・


と思いきや、ここで早くもさくらの正体に迫るとは。こういう場では寿一の真っ直ぐさが本当に救いになるね。そしてここまでストレートな演技が嫌味にならない長瀬の凄さ。脇を固める俳優陣も含め、シリアスとコメディの演技どちらも絶妙で2話も大変充実してました。


それでは突然ですが、今回私が妄想した考察を2点紹介します。勝手な考察な上、だからなんだよっていう話なんだけど、こういうこと考えながらドラマ観るのも楽しいわけです。

 

考察①さくらの背景にあるもの

2話にして謎のヘルパー、さくらの正体が判明しました。判明したはずなんだけど、この人は後妻業…っていうかなんなんだ?完全に金のために老人に近づいて遺産むしり取っている人でというわけではない。踊介の調査によると、これまで3人の老人と交際関係に発展。そしてその末に遺産なりなんなりを受け取ってきた。


被害者Aさん(しんのすけさん)BさんCさん、そして今Dさん(寿三郎)がターゲットになっているという話だったけれど、少なくともAさんに対してはヘルパーとして、純粋に力になってあげたいという気持ちでひたすらAさんが死ぬまでにやっておきたいことに一緒に付き合って上げてたんですよね。


一緒にスイーツを食べたり遊園地に行ったり、その献身的な行動によりAさんはなんと半年だった余命を超え、1年間生きた。そしてその間にさくらさんに遺産を全部譲るという内容に遺言書を書き換えた。その後、BさんCさんと同じような展開になり、今Dさんと婚約中とこういうわけです。


「騙すつもりはなかった。遺産目当てで近づいたわけでもない。でももらえるものはいただきます」一言で言うと、非常にしたたかな人という感じでしょうか。自分から金銭をねだるようなことはしないけれど、自分の行動の対価として差し出されたものは遠慮しない。


さくらはAさんが遺言書を書き換えると言ったとき、「せめて半分はお子さんに残してあげて」とお願いしてるんだよね。もしさくらが完全にお金抜きで善意のみでAさんに付き合ってあげていたなら「私は遺産なんていらないから全部お子さんに残して上げて」と言うはず。なので、さくらは裏を返せば「半分はまあもらう権利あるかも」と思ってたことになる。


さくらは寿一にお金を貸すと申し出て「なんで?」と問われたとき、お金に苦しんでる人は言葉、態度、目つき、顔つき、においまで全部変わる、それが見ていられないからあなたにお金を貸すのだと言っていました。こういうことって実際自分、もしくは自分の近しい人がお金に困っていたことがなければ感じられないこと。

 

つまり、さくらはお金に関して何か辛い過去があるのかなと推測。だからお金に対して非常に敏感なのではないでしょうか。妄想ですけど。


考察②なぜ寿三郎は秀男を褒めるのか


しかし寿三郎さん、秀生に能のお稽古つけてあげるときはもの凄く活き活きしてる。秀生も普段は静かにしていられないものの、能が絡むと落ち着いていられる。そんな2人を見て寿一は複雑な気持ちになる。


自分の子に能の才があるかもしれないという嬉しさと、自分が1度も褒められたことのない父に自分の子が褒められまくることへの羨ましさ。「自分は親離れできていない」と少し落ち込む寿一。自分に正直過ぎていっそ清々しい。


ではなぜ寿三郎は孫の秀生を褒めるのか。祖父母にとって、自分が親ではない孫は子供よりも責任が重くないので、可愛がりやすいという見方もあるし、世の中には孫に激甘な祖父母は大勢いるので、単に孫可愛さゆえかもしれません。


その上で私は別なところから切り込んでみる。秀生は寿三郎には本当のことを打ち明けてますね。「母(寿一の元妻)に彼氏がいる」ということ。


寿一には新しいお父さんになりそうな人なんていないと言っていた秀生。父を傷つけたくない一心で嘘をついた模様。子供なのにいじらし過ぎる。でもやっぱり嘘をつくことにモヤモヤがあったのか寿三郎に本当のことを打ち明けてる。


「秀生もその人が好きなのか?」という寿三郎の問いに頷く秀生。おもしろくてゲームやアニメに詳しくて優しくて一緒に遊んでくれる母の彼氏。聞く限り寿一とはほぼ反対の男性。その彼氏を孫も認めていると知って、寿三郎はどんな気持ちになったんだろうな。


秀生はこの話は寿一に内緒にするように寿三郎にお願いしてる。だから、自分が思っていることを父に知られたら父が傷つくということもわかっている。


寿一も不憫じゃありませんか。実は1人息子は母の彼氏にも懐いてるなんて。もしかしたらこの先その彼氏が義父になる可能性もあり得る。秀生にとって父が2人、自分の子供が血の繋がりのない男性を「父」と呼ぶかもしれない。

 

だから寿三郎は能の稽古で秀生を褒めるのではないかと思いました。能に興味を持っている秀生を褒めてやれば、秀生はどんどん能が好きになるかもしれない。そして本格的に能をする、将来は継ぐというかもしれない。


そうすれば息子の元妻が再婚して孫に義父ができたとしても、息子と孫の繋がりが断ち切れることはない。つまり、寿三郎なりに、寿一のことを考えてやっていることではないだろうかと。素直に寿一を褒められない寿三郎なりの、寿一への愛情なのではないかと。


寿一の舞が終わった後、何も言わずに帰って行ったお弟子さんたちの行動は、寿一を認めた証。しかし拍手もしない皆の態度に納得がいかない様子のさくら。そんなさくらに「それが能というもの」という寿三郎。


寿三郎が寿一を1度も褒めなかったのも、この能の文化なればこそと考えれば、決して寿三郎は寿一の才能を認めていなかったわけではないと思うのです。


ただね、じゅいっちゃん。10万を早く返したかったんだろうけど、お父さん置いてプロレスの助っ人しに行っちゃうのはまずいと思うよ・・・。


来週絶対冒頭から寿一怒られる。共感性周知なのか、3話早く観たいけどなぜか自分もヒヤヒヤしている・・・。

「君と世界が終わる日に」2話感想【あ、やっぱりこのドラマも容赦ない退場ありですか】※ネタバレ有

ちょ、えええええええええ
って皆テレビの前で目ひんむいたよね。
まさかまだ2話なのに本郷さん退場してしまうんですか??????
あのマミさんだって3話までいたというのに。容赦なさ過ぎてどういうことなの。
いや、どういうことなのっていうか本郷さんはあっちの駐屯地に誰がいるとか知っちゃったから殺されたのかな?多分。マキタスポーツはガソリン持ってすぐ立ち去ったし、本郷さんを口封じすれば取り敢えず駐屯地組に関わった人、消防署チームの中には誰もいなくなるもんね。
怖。早くも2話で死人が出るレベルで人間同士の抗争勃発してて怖。


宇和島さんはもう仕方なかったよね。
まだ2話だし、無理だよワクチンは。
新型コロナでもワクチンできるまで1年はかかってるのよ。
ゾンビの世界になってまだ1週間くらいでしょ?
ウォーキングデッドなんてシリーズ10でまだワクチン全然できる気配すらないCDCも爆発しちゃったし。
バイオハザードはそもそもアンブレラ社がお漏らししたウイルスだからワクチンも早めにできたっぽいけど・・・
え、それともこのドラマのウイルスも人工ウイルスなんですか・・・?


噛まれた人をどうするかで揉めるのはもうゾンビの定番。対立してこそゾンビ。
噛まれたことをなかなか言い出せなくて結局バレた宇和島さん。
そりゃそうだよ。だって噛まれたらほぼほぼゾンビになることは確実。
知られたら皆に排除される可能性濃厚。よくて追放。悪ければ処理。
なんで黙ってたの!?って思うメンバーもいたかもしれないけど、自分が噛まれたら速やかに申告できますかって。申告すなわち死なのにって。


でもね、宇和島さんももう諦め気味で、宇和島さんをなんとか助けたい、殺すなんてできないという響のことを宇和島さん自身が「この偽善者が!」と罵倒するんだけど(なんか斬新)、
その実、役に立たないなら人間じゃないのか・・・
死にたくないんだ、生きたいと思うことはわがままだろうか・・・という苦しみを吐露するわけ。


ゾンビものってゾンビだらけの世の中に絶望したり、噛まれてゾンビになる自分の運命に耐えきれなかったりして、そうなる前に自分で・・・っていう展開も多いじゃないですか。
だけど宇和島さんはそうはしなかった。
ということは、もう駄目だって思いながらも、例えこの先にゾンビになる運命が待っているとしても、やっぱり最後の瞬間まで生きたいよって心の底から思ってたはずなんだよね。


自分に許される人生を最後まで生きていたい、
その命をほかの生存者のために捧げないからといってそれは悪なのか?ってちょっと考えちゃった。
響の「生きたいって当たり前じゃないですか。当たり前のわがままじゃないですか。宇和島さんの命は誰が何と言おうと宇和島さんのものです」って言葉、私はそれなりにジーンときました。
自分が絶望してるときに、あなたの人生はあなた自身のためにあるんですよって言われたら気休めでも嬉しい。まあ噛まれたことないから完全に想像ですけど・・・。


で、これ宇和島さんはこのまま自然の流れでなくなってゾンビ化、もしくは皆をゾンビから逃がして自分はゾンビに噛まれて死亡のどっちかパターンだなと思ってたら後者でした。


うわあああああああ・・・
ここ、ここゾンビ的にはかなりの見せ場のはずなんだけど・・・
まだ2話だからそこまで感情移入できない・・・


もっと、もっと丁寧に・・・
前回の感想でも言ったけど頼む、もっと話をゆっくり進めてはくれないか・・・


研修医の来美がこのサバイバルな状況でゾンビに襲われまいかという危険な状況で
ろくに薬や機器も揃わない中で緊急手術のサポート。


非常に盛り上がる場面だけど、
これ4話くらいでやってもよかったんじゃないかな。
せめて3話分くらいは消防署の生存者メンバーの人物像とか深掘りしてもよかったんじゃないかな。
そしたら宇和島さんの一連の流れももっと惜しい人をなくした感出たと思うんだけど。
宇和島さんを始末しよう派も辛いんだよね、仲間なのに処理しなくちゃいけないなんて・・・みたいな心の寄り添いしたいんだけど、笠松お前はそんな言い方・・・お前の血は何色だ・・・。


ってゾンビあるあるなストーリー展開に思いを馳せてたら
ズドンですよ。本郷さん2話にして退場。
いやー、これだからゾンビものは油断できないよね。
いつどこでどの主要キャラが死ぬかわからないって忘れてたわ。
いや、でも完全にレギュラーっぽい本郷さんがまさかこのタイミングで退場すると思わなかった。しかもほかの生存チームに攻撃されて。
仲裁うまいバランサーが早めにいなくなるのってもう常なんですか。


本郷さんが来美っぽい人に駐屯地で会ったよと響に言わなかったのは伏線だったんだね。本郷さんが死んでしまえば来美が駐屯地にかくまわれていることを響が知るすべはありません。


いや、かくまわれてるっていうか実験に使われてるっぽいけど。
予告見る限りでは檻の中でゾンビと戦わされてるっぽいけど。
何これぇ・・・滝藤激ヤバじゃん・・・。
生存者使っちゃう系のマッドサイエンティストだったの・・・?


3話からは人間VS人間のサバイバルがさらに激化してくるようだし、
一体シーズン1でどこまで進むんだこのドラマ。

 

菅田くんが主題歌を担当することが話題になってますが、
私は現挿入歌のこっちもすごく好きです