「君と世界が終わる日に Season2」2話あらすじ&感想(ネタバレ有)

Season1に慣れていたせいか、Season2、結構容赦ねえなって思ってる。
Season1で皆基本の流れは頭に入ったねー?よーしじゃあSeason2からぶっ飛ばしていくよー!みたいな。
よーしじゃあ2話のあらすじいくよー。


シェルターに保護された響と来美。
響は来美の姿が見えないことに動揺し、辿り着いた食事会場で小野さんに来美はどこですか見てないですかと詰め寄る。
会場にいるほかの生存者たちはいきなり現れたワイルド野郎に
「なんだこいつ・・・」的な視線・態度を隠さない。
響が自分を取り押さえようとした人も振り払ったからさらに皆怯え気味。
「ヒャアッ」とか言っちゃってる。

ここでシェルターの責任者、秋吉社長(濱田マリ)が登場し、響に落ち着くよう促す。奏多くんはこの社長の息子で専務。
秋吉息子に案内されて響は来美と再会するも、来美は物や場所や景色の名前など社会的な知識以外の全てをまるっと忘れていた。
自分の名前も、今世の中に何が起こっていてどんな状況なのかも忘却。もちろん響のこともすっかり忘れてる。

取り敢えずどうすることもできないので、響は小野さんにシェルターの中を案内してもらうことに。その途中で橘親子にも無事再会。
ここね、会員制リゾートホテルになる予定だったんだって。
周りは頑丈な塀に囲まれてて、中には作物用のビニールハウスとかソーラーパネルとかあって、そんで馬もいる。馬なんて放牧用スペースまである。超牧歌的。
まるでここだけ何も起きていない世界。人生の楽園的なのんびりナチュラルライフ送れそう。

でもね、今までゾンビ映画やゾンビドラマをいくつも見てきた人なら即座にピンと来ちゃうよね。
これ襲われたらヤバいやつです。

これまでの歴史上、ゾンビを完全に遮断できる安全な場所など存在したためしがないと言っていい。
そしてこの場所は強固だから安全だと過信するほど後で盛大に痛い目を見るとも言っていい。

「警備はどうなってるんですか?」という、これまで幾多のド修羅場をくぐってきた立場の響からしてみれば至極当然な疑問に、その心配はありませんよとにこやかに答える小野さん。明らかに「君心配性だねハハハ」って思ってるでしょ。
その油断がいずれ大いなる災厄をもたらすであろう。

一方、猿ノ島のグループの食糧事情はさらに深刻なことになっていた。
見切り品でも捌くの厳しくないってくらいしなしなにしなびたやさ・・・い?草?
みたいなのとパックご飯と缶詰とか切なくなるほど寂しいラインナップ。
どうしようどうしようと悩むメンバー。
しかも猿ノ島にはいないはずのゴーレムがどこの誰によって持ち込まれたのかも謎のまま。

そんな中坪井はシェルターを襲い食料を奪うことを提案。
提案っていうか指示。もはや命令。
しかも抵抗したら殺せとか皆殺しとか口が物騒。お前はクラウザーさんか。
ここから坪井は独裁者街道をまっしぐらに突っ走り始めます。

ああハルが脱落した影響は甚大だった。
もう坪井はゴーレムを放ってハルを襲われた犯人探しが命の人間と化した。
シェルターの奴らがやったとか、そうでなければこの中に裏切り者がいるとかご飯足りてないはずなのに元気ありまくり。皆ドン引き。

坪井はさ、イケイケ自己中リーダーに見えて実は仲間思いというところが最大のチャームポイントだったのに、これじゃ完全に普通のテロリストです。
ダークフォースに堕ちた坪井が1番厄介な存在になるなんて・・・。

そんな猿ノ島の食糧事情と世界が違うかのようなシェルターの彩り豊かな食事。普通に美味しそうなバイキング。
ちなみにこのシェルターには元々ここの会員になるはずだった人と保護された人がいて、なんとなくそれぞれがグループになっている状態。あっちはあっち、こっちはこっちみたいな。なんかこの辺りも争いのきっかけになりそうな予感がする。

そして来美の診察が終了。
シェルターにいる唯一の医者であり、研究員であった人。
それは響のお父さんでした。
いきなり父と子の再会。
おっ、何十年ぶりの対面がこんなにあっさりでいいの??
って私もびっくりしたけど響も当然激おこ。
親戚中にお前の父親は女と逃げたと言われても信じて待ってたのにここで何やってんだよって荒ぶる。子供の耳にそんな話入れる親戚もどうかと思う。

親子の絆は盛大にぶっ壊れたけど、
取り敢えず来美の診断結果を聞く響。
来美の体の中ではゴーレムウイルスが共存している状態で、今後ゴーレムになるのかどうかは未知数。
福島のいわき医科大学が開発に成功したというゴーレムウイルスの増殖を抑える薬を使えばなんとかなるかもしれないが、連絡が途絶えたのでどうなっているかは不明らしい。
響が出て行った後苦し気に顔をゆがめてふらつく間宮父。重病かもしれない。

どうすべきか迷う響は建物の外を歩く来美を発見。
響は来美に危ないからとか部屋に戻ろうとか言うんだけど、来美はそんな奥歯にものの挟まったような扱いに納得がいかない様子。

なんでですか!?ってキレ気味に反抗するんだけど、響は響で「お前はゴーレムウイルスに感染してて、いつゴーレムになってしまうかもわからないから取り敢えず部屋で大人しくしてて」とか言えるわけもなく。

サロンの中でなんでですか攻撃してくる来美に、ここじゃちょっと言えないってごにょごにょしたら、どうしてここじゃダメなの!?病気じゃないんでしょ!?ってさらにキレられてた。
来美がまた違う感じで面倒くさくなってて草。

そうやって揉めてたら紹子さんいわく感じのいい生存者ご夫妻、のうちの旦那が「彼女嫌がってるじゃないですか」という超絶空気読めてない口出ししてきて、また話がややこしくなって。え、あれ、旦那超感じ悪いんですけど(紹子さんは菩薩だから・・・)。
そして来美は先生(響父)に聞きますって出て行った。もうそうしなさい。

まいったなー・・・って感じの響に、
秋吉くんはいわきまで行くなら来美さんをここに置いて行ってはと提案。
どうしてここまでしてくれるのかという響の問いに対し秋吉くんは、
1つは間宮父が母(社長)の同窓で、いち早くこういう状況になる可能性を示唆してくれた間宮父への恩返し的なものであること、
もう1つは母に任されたからだと答える。
しかしそこに秋吉くん自身の意志が見て取れなかった響は、あなたの意見はどうなんだと再び問いかける。

ちなみに超善人のような秋吉親子ですが、生存者のためという名目で生存者に隠れて「何か」をしている描写もあるので、このあたりがまた新たなトラブルに発展してきそうです。

そして再び猿ノ島。
シェルター襲撃の準備を進めようとする坪井を、どこからともなく現れた御前崎さんが諫める。
よくそんな風に上から言えますね。あんたら(御前崎さんとジアン)のせいでどんだけ死んでんだよ!と坪井激高。

なお、駐屯地メンバーだったことを坪井にすっかりスルーされているも、
自分もその仲間たちの1人でした・・・と良心の呵責にさいなまれたのか、
なんだか気まずい様子の桑田さん。わかる。いや、実は自分もそこにいたんだよな・・・みたいな。言い出せる雰囲気じゃないし・・・みたいな。いたたまれない気持ちが伺える。

しかして名指しで責められてる御前崎さんは坪井の罵倒にも怯むことなく、
悔いているからこそ、こうして(お前を)止めていると冷静な返答。

そしたらなんと
坪井は目の前に立っている御前崎さんの額を至近距離から拳銃でぶち抜きました。

 

わああああああああああああああああ

 

やばああああああああああああああい

 

な、なんかHulu編になってからレギュラーメンバーがざくざく死んでいってるんだけど。
ハルとか御前崎さんとかできればいつまでも生きていて欲しいなっていう
人ばっかり退場していくのこわい。
いや、しかし冷静に物事を判断できる人ばかりが生き残ったらそもそも争いなど勃発しないわけで・・・
いつも争いの火蓋を切って落とすのは冷静じゃない人なわけで・・・あ、だったらこれが普通なのかな・・・

貴重な常識人。しかも医者。来美についても何か情報を掴んでいるような素振りもあった、超キーキャラとも言える御前崎さんがこうもあっさり、
しかも生存者メンバー同士の諍いの中で殺されるとは、なかなか容赦なくなってきました。


でもびっくりするのはなんと。
濱田マリ、出てきたばっかりなのにいきなり噛まれちゃうの。

敷地内で農作業をしている最中、
林の方から突然ゴーレムが登場。
「どうしてここに・・・!?」と動揺するも、
社長は手にしていた鍬を持ち直し、意を決したようにゴーレムをグサーッ!
思い切りがいいぞ!でも惜しい!そこじゃない!
ボディじゃダメなんだ!頭頭!頭狙わないと!
とセコンド並みに応援してみたけど、私の応援はマリには届かなかった。
マリがゴーレムと格闘している間になんと2人目のゴーレムがリングイン

そして運び込まれてきた社長。
大変だ大変だと動揺する人の中、響は素早く社長のケガを確認、速やかに噛み跡を発見。
ゴーレムに襲われたのだという響の言葉にシェルターの人たちはさらに動揺。

響は社長を縛っておくよう奏多に言い残し外のゴーレムを駆逐しに。
社長は誰にも自分を治すことはできないとわかってて、皆を危険にさらさないため秋吉くんに自分を殺すよう指示する。
そこに間宮父が到着。感染のスピードが速いことを確認して安楽死のための薬をとりに戻って、その途中で再び具合が悪くなり座り込んでしまいました・・・。

皆がえ、やばいやばいどうすんのこれって狼狽しまくってる中、
秋吉くんは母の言いつけどおりにしないとと考え、テーブルの上にあったナイフを手にとるものの踏ん切りがつかない様子。
そこへ秘書がここではまずいです、ここは社長秘書である私がとしゃしゃってきて、
まだ社長が感染したかどうかはわかりません!ひとまず部屋に運びましょう!と、もういつゴーレムになるかわからん人を数人で運ぼうとする愚行。おいおい何してくれちゃってるんだよ。

そしたら紹子さんが社長を縛ろうとどこからか縄を持ってくる。紹子さんナイス!さすがさすらいの生存者グループにいただけあって行動が早い!
しかし、そんな紹子さんをやめなさい!って社長秘書が振り払ったんだよ。こ、この無能が~!お前は!すっこんでろ!

そこへゴーレムを始末した響が帰ってきてびっくり。
なんで縛ってないんだよ!と激おこ。
すると秘書やら何やらが社長に近づこうとする響をやめろ!とかなんとか言いながらブロック。
いやいや言い争いしてる場合じゃないってばよ。
もう変わりかけてるんですよって言ってんのにてんでダメ。

そうこうしているうちに社長が転化してしまいました。
マリ迫真のゴーレム。
横で腰を抜かしている妊婦に今にも襲い掛かりそうな社長を、火かき棒で響が始末。結局こう。結局いつも響が始末するんだよね。

それを見て妊婦の夫が
「なんてことをすんだ」
秘書も
「君、ここから出て行ってくれないか」
「女性や子供の前でこんなことする必要があるか!?
野蛮な行為は許さない、今すぐここから出ていけ!!」


ってバ、バカ野郎めー!!!!

女子供の前とか躊躇してる間にやられるんじゃー!!

現に女(とお腹の子)がやられるとこだったじゃろがー!!

旦那お前は自分で自分の嫁助けてから文句言えや根性なしがー!!


と憤る私より奏多くんは大人だった。
響に秘書の非礼を詫び、自分がしなければいけなかったことを代わりにしてくれたことに感謝を述べた。
奏多くん、本当に立派になって・・・・。

そしてこのシェルターに残った数少ない生存者を皆仲間とみなして追い出さない、
それが自分の考えるシェルターだと、響の問いに答えるのでした。

はい。再び猿ノ島いこう。
御前崎さんの遺体は外の木にくくりつけられてる。み、見せしめ?
等々力はその遺体を見つめながら、響に自分がいなくなった後みんなのこと頼むと託されたことを思い出す。
「あいつ、面倒なこと押し付けやがって・・・」と呟いた後、坪井と交渉。

シェルターに攻め入ってもいいが、あちらにどれだけの戦力があるかどうかもわからないまま襲撃するのは危険、そこであちらに先に潜入し、情報を掴んだ上でシェルターを奪おうと提案。
坪井も悪くないな・・・と思ってる感。

そしてそれを陰から聞いてる桑田さん。
等々力は坪井の襲撃計画に乗ると見せかけて、折りを見て坪井を始末するつもりであることを見抜いた桑田さん。

それにしても等々力くんは響への憎しみとか来美を想うあまりの暴走とかを自制すればとても有能。もうほぼ忘れてたけどそう言えば等々力くんは警察官。
等々力&桑田って警察&自衛隊で、え、最強か。バディものやっちゃいますか?
「だんだんあんた(等々力)のことがわかってきた」とか桑田さんも言っちゃってるし。
いつもクールで素直になれないけど実は仲間思いの等々力と冷静沈着で優しい桑田が坪井にお仕置きする痛快バディアクションいく?いっちゃう?(いかない)


で、またシェルターに話戻していい?(あっちこっちごめんね)結局いわきに行くことにした響。
自分を殺せという母の最後の指示を実行することができず、自分の不甲斐なさに涙する秋吉くんに響は、
「弱い自分を認められる人こそ、強い人になることができる」
とかつて父が言った言葉をかける。
秋吉くんを信頼し、来美は任せることにしたようです。

そして来美に自分たちは同級生であったこと、
同じ弓道部に入っていたこと、自分は整備士で来美は医者だったことなど、恋人同士だった以外のことを話し、
来美を取り戻してみせると言い残して旅立っていった。

記憶を失ったはずの来美は涙を流しながら、
「ずっと大事にしてきた何かが、消えてしまったような・・・」
と不安に駆られるのでありました。


でも響、ぶっちゃけどうなの?いわきまでガチで徒歩で行けるの?
東京・埼玉・茨城ぶっちぎるの?きつくない?
しかも往復。行って帰って来るまでシェルター全滅してないかしら。


御前崎さんも退場したし、重要人物っぽい濱田マリも早々と退場したし、
噛まれたところは最早噛み傷じゃなくて抉れとるし、
ゴーレムも顔色変えてるだけじゃなくややグロくなってるし、
なんか地上波じゃなくなってから結構はっちゃけてるこのドラマ。

予告見る限り来週もまた衝撃的な事件起こるっぽくて見逃せない。ていうか残り4話で響は帰って来れるの?大丈夫?24時間マラソン並みにゴールできるか心配です。

 

「君と世界が終わる日に Season2」1話あらすじ&感想(ネタバレ有)

よーし、Season2始まったよー!
最終回終わってからすぐだよー!
Season2は地上波じゃないので、もう少し詳しくあらすじ書いていくよー。
お茶の間実況みたいなもんだと思いながら広い心で読んでくれると助かります。


駐屯地壊滅から3週間後。
生存したメンバーは猿ノ島で自給自足生活を送っていた。
ただ、食料は不足気味のようで調達に出掛けてもなかなか収穫はなし。

響は駐屯地で腹にぶっ刺したナイフの傷が結構響いているらしく、
やっとまずまず治ってきた模様。
ミンジュンの薬持ち帰ってきたときは銃で腹撃たれて1日そこらで回復したのになんでこのケガは長引いてるのかとかそういうことはまずどうでもいい。


ここから響と来美のソフトなベッドシーンが始まります。
ソフトですからすぐ終わります。
だけど今までエロのエの字もなかったし、しかもまさか冒頭からベッドシーン突っ込んでくると思わなかったから、おお、これがHuluか・・・って思いました。いや、普通に地上波OKレベルだけど。
Huluは少し大人な表現も加えてお送りします、そういう方向性の違いを感じました。

そんでね、事後スタイルでまったりしてるところで
来美の手首付近に青紫の血管が一瞬グワッと走るわけ。
そう、ゴーレムのあれよ。来美はびっくりして手首を咄嗟に隠して
響にはバレないんだけど明らかにヤバめな雰囲気。
ちなみにその頃ジアンは御前崎さんに来美が首藤の臨床試験に使われたことを話していました。


で、結構食糧事情がヤバいので、どうしようかね?って話し合いになり、
響がシェルターに行ってみることを提案。
実はね、紹子さんと結月ちゃんは結月ちゃんの薬も確保しなくちゃいけないからって最終話の時点で2人でシェルターに行ってるの。
でも2人がどんな生活をしているのかはわからない。
だから危険じゃないかって甲本が言うわけ。

でも響は様子見に行って見た方がいいよって偵察隊を募るのね。
そこで手挙げたのが響と桑田さんと、それからちょっと手挙げかけた佳奈恵に被るような勢いで来美が挙手。役に立ちたいんだって。

でもなあ、来美考えてみて。
あんた偵察隊とかに入ってうまくいったためしってないじゃん。
ショッピングモールのときは到着して秒で坪井に攫われてるし。
猿ノ島上陸のときは勝利の足ケガさせた奴許せんって気合入れ過ぎて響に殺されかけてるし。
だからさ、やめといた方がいいって、ってあの場に私がいたら言ってた。

だけど響はもう来美にはやっぱり甘いのよ。
来美は医者としての仕事があるでしょって言いくるめようとするんだけど、
ジアンさんや御前崎さんもいるって即効論破されて、
でも来美を危ない目に合わせたくないからなんとか諦めさせようとするわけ。

そんで行くのダメだのなんだのやってるからついに佳奈恵も
「なんですかこの茶番」って。
ズバ―ッと言っちゃった。それ皆思ってた。

こうして書くとほのぼのシーンかな?と思われるかもしれないけど、
なんか場に「この2人なんだよ」「こんなところでイチャつきやがって」「ふざけてんのか」みたいな、
いや、そこまで殺伐とはしてないけど、このカップルなんやねん状況わかっとるんかみたいな、なんとも言えないジトーッとした雰囲気が流れてる。

そこからちょい言い争いぽくなって来美はいたたまれなさからか折れました。
ああ・・・なんか空気悪いよ・・・
皆お腹空いてるからイライラしてる・・・?


そうしているとなんとシェルター側から生存者グループ、というか響にトランシーバーでコンタクトが入って(シェルターに行った紹子さんと結月ちゃん繋がり)、
次の日にシェルターの人と会うことに。


それにしても、いつの間にかもう坪井軍団は坪井・ハル・ラッパーみたいな人の3人だけなんだね。
あのおじいさんたちがどうなったのかと考えると切ない・・・。

だから坪井はもう仲間に減って欲しくない一心。
後から、自分も偵察にいきたいと相談してきたハルを却下。
しかしハルも坪井を守りたい気持ちで偵察隊に加わりたいって言ったわけで。

だから?だからなの?だから単独行動してしまったの?ハルよ。
あなたは女だてらに日本刀を巧みに操る貴重な戦力だったのに。しかも超美人。
長く生きていて欲しかった。


夜に外をうつろな表情でフラフラ歩いてる来美を響が発見。
不安になった来美は腕のヤバい血管、記憶がところどころないことなどを響に相談。
取り敢えず明日ジアン先生に相談しようって話になったんだけど・・・。

実は包帯洗って干してるとき、腕の血管がめっちゃ躍動して必死に抑えてる来美の姿を佳奈恵が目撃してたんだよね。
で、佳奈恵は等々力にそれをタレこんでいた。等々力はまだゴーレムとか決まったわけじゃないし確信も持てないうちに皆に言うのはやめとけと釘をさす。
本当?その釘本当にしっかりささってる?大丈夫?


そして翌日。
シェルター代表野呂登場。
猿ノ島側の響と桑田一尉はこいつ本当に信用できるのか?と疑いまくってる。

何なの?何か目的あるんじゃないの?って心を許さない生存者に、手助けしたい!人道的な支援を!とかいうこの感じ、ま、まさか、


あ、あなたアーロン・・・!?


アレクサンドリアのスカウトマン、アーロン・・・!


そういえばアーロンもリックたちに超疑われまくってたっけ・・・!

全く心を開かない響&桑田に結局野呂は医者が欲しいことを白状。
医者を1人派遣してくれたら食料を援助するという提案をもちかける。
仲間を差し出せというのか!と怒る桑田さんに1人だけでいいんです!と野呂さんは食らいつくんだけどね、もう響もかなり場数踏んでるから。

今は猿ノ島に御前崎・ジアン・来美と医者が複数いるけど、
駐屯地に皆が響を救出しにいく前に別れ、
そのままシェルターに向かった紹子さんと結月ちゃんが知ってるはずない。

え、なんで知ってんの?って話になるわけで。完全に不審者扱いされてる野呂はさらにずっと響を見ていたことを白状。え、こわ。
これ以上は自分からは言えないが信用してくれという話を響は拒否。取り敢えず話は決裂した。


一方、来美はジアンに自分の身に起こっていることを相談。
感染してるんじゃないかと不安げな来美を励ますジアン。

そんなときになんと、行方不明だったハルが発見されたました。
ゴーレムに噛まれてた・・・。

ゴーレムは島にいないはずなのになんでハルが噛まれたんだと坪井激怒。
そしてなんと!佳奈恵はこのタイミングで皆の前で来美が感染の疑いがあることを
暴いてしまったからもう泥沼。一気に疑心暗鬼。

お前か!お前がやったんか!って雰囲気になっちゃって来美は拘束されることに。
途中で野呂との話し合いが決裂して帰宅した響が入って来て何やってんだよ!と止めるも、なんかもう来美も自分多分ゴーレムだわ・・・
みたいな感じでむしろ拘束されにいった。


桑田さんがさ、彼女が噛んだ証拠はないんだ!バカな真似はやめろ!熱くなるな!
って響に銃向ける坪井を抑えるんだけど、本当にあなたは駐屯地でもここでも頼れる人ですね。

そこから坪井の提案でじゃあゴーレム女はここにいていいか否か皆で多数決とろうときたもんだ。
皆もう来美が感染した(そしてこの人ハルさん噛んだ犯人じゃね?)と思ってるから、来美のとこに言ってる等々力くんと、何故かここにいない御前崎さんと勝利くんと、来美いていい派で挙手してるジアン、この人たち以外は全員来美排除派。

佳奈恵の「仲間守りたいから」って言葉に響は「来美だって仲間だろ・・・?」
って問いかけるんだけど、「違う、ゴーレムです」って言われちゃった。

しかも「間宮さんは、皆が危険な目に遭ってもいいんですか?仲間だって、家族だって言ってくれたじゃないですか」って畳みかけられちゃった。

いや、でもさ。何なんだろう。
ミンジュンがゴーレムに噛まれたときは皆最後まで一緒にいたじゃん。
なのに来美は完全ゴーレムになってないうちに追放するの・・・?

いや、確かに生存者メンバーにとってミンジュンはずっと一緒に死地を乗り越えてきた同士であって亡くなった後も大切な仲間なんだけど、
そしていろいろやらかした(しかも途中まで敵だった)途中加入の来美を同等に考えられないっていうのもわかるけど、

だったら最初から仲間じゃないじゃん。
仲間として見てないじゃんあなたたち。
長い年月一緒にいた人は仲間で、中途メンバーは仲間じゃないんかい。
しかも響と来美はもともと婚約者同士なのにこの状況で来美か自分らかどっちか選べみたいな発言って、
佳奈恵、ちょっとあんた私怨入り過ぎじゃない・・・?
と、私は激怒した。
来美と一緒に出ていきますといった響を、おう行け行けと応援した。
(え、じゃあ俺たちも一緒に連れてって・・・みたいなわけわからん甲本は無視)


そんで来美は来美で等々力に手引きを頼み自らグループを脱退。
え、また響と来美のすれ違いストーリー始まるの?って心配しましたが大丈夫、
すぐ響追いついたから。
で、私もうダメだーゴーレムだーみたいな来美をなだめて、
シェルターに身を寄せることを提案。

さらに、その頃御前崎&勝利が身体に謎の「×」が刻まれたゴーレムを発見。
ハルを襲ったのは来美ではなくこのゴーレムだと断定。
この×マーク付きのゴーレム、実は響や佳奈恵が物資調達にでていたとき、
出先で同じような個体をいくつか見ていたのであった。
ていうかちょっと。生存者グループのリーダーは御前崎さん、副リーダーは桑田さんでいいよ話ややこしくなるからー。もー。


一方。響と来美はシェルターを目指して森の中の小屋の中。
なんか熱が上がってきたり血管が激しく躍動したり来美の様子がヤバめな雰囲気になってきた。

しかも外にはこのタイミングでゴーレム。響は来美を小屋に残し、
周辺に発生したゴーレムを孤軍奮闘でバッタバッタ倒していきます。
バッタバッタ倒している間にも来美の様子は滅茶苦茶悪化。
もう目が充血してきて、あれ?もうこれゴーレム、なってるよね?みたいな感じに。
なったはずなんだけど、響がゴーレム全部駆逐して小屋の中に帰ってきたとき、
来美は全く充血も血管も何もなくつるんとした様子で部屋の影に隠れていた。

そして返り血まみれの響を見て驚き「助けて!誰か助けて!」と叫びながら逃走。
わけもわからず響は追走。
そしたら来美が逃げた先にたまたま人が。それが本郷奏多くんです。

あ、奏多くん!相変わらず綺麗な顔してるね!
そういえば奏多くんいくつになったの?って調べたら30歳でたまげました。

か、奏多くんが!MISOJI!20代に入ったときも奏多くんが大人か~
とか思ってたのにいつの間にか!三十路に!
って途中でググってびっくりしてその後のストーリーちょっとなかなか頭に入って来なかったんですが、

血まみれの男(響)が女性(来美)を追いかけまわしているという状況ってまあ誤解されやすいよね。
響は本郷奏多の仲間と思われる男たちに取り押さえられ、頭を石で殴られ気絶(死ぬから)。

目覚めたらそこは綺麗なシェルターでした。
そして別室で保護されている来美は自分や響、そのほか諸々のことをなぜかすっかり忘れてしまっている様子。
さらにシェルターの中にはなんと・・・母の死後から失踪していた響の父が。

 

なんで響のお父さんがここにいるの?

なんで来美いきなり記憶喪失なっちゃったの?

なんで濱田マリは包丁砥いでんの?

など、新たな謎も多いですが取り敢えず1話はこんな感じです。
長く書いてしまいましたけどつまり、来美は感染したかも!?状態になって、響とともに島を出て、シェルターに向かう途中に何故か記憶を失い、2人一緒にシェルターに保護された。
そういうことです。

感想としては、地上波よりストーリーわかりやすかったと思います。
それから俳優陣の演技がちょっとこなれて良くなっていたような気が。
それとゾンビのエグさが増し増しなってた気も。
あと、なんか、私今すっごい眠いっていうか、それもそのはず。今午前4時50分。人相がゾンビみたいになる前に寝ます。

 

「君と世界が終わる日に」10話(最終話)感想【取り敢えずSeason1では君も世界も終わらなかった】※ネタバレ有

最終回でした。

ついに首藤教授がここまであんなにも執着していた冷凍庫の中身が判明、

それは、なんと、首藤教授が病で亡くした奥さんの亡骸だった!

うん!

知ってた!!

知ってたそれ!!

大分前からそうじゃないかなって思ってた!!皆!!

つまり首藤は病死した妻を蘇らせたいがためにゴーレムウイルスを研究していた。
うん、これもそうだろうなって思ってました。
その過程で病死した響のお母さんを実験台に使い、
最近になってゴーレムかウイルスかが漏れちゃった。

で、引き続きワクチン(という名の奥さんを蘇らせる薬)を研究してたけど、
響が途中で奥さんを入れた冷凍庫をぶっ壊して奥さんの身体は蘇生不能に。
全てを台無しにされた首藤は響を亡き者にしようと、
そういうことでOKですか?


ちなみに私の最終回予想は盛大に外れました。
まず来美が首藤の元に戻ったのは首藤をやっつけるためではなく、
「間宮殺さないと駐屯地の中野残りの生存者殺す」と脅されていたからだった。

そして駐屯地に単身乗り込んだ響は首藤と直接対決、
したけどそもそも理系の首藤と響の肉弾戦なんてあるわけなかった。
卑怯が服着て歩いてる首藤は、
響を殺さなくちゃ生存者殺すぞと脅して来美に響を殺させようと画策。
下衆!さすが!発想がどこまでもクズい!


でもやっぱり来美には響は殺せず・・・
握ったナイフを取り落とす来美を抱きしめ、手にもう1度握らせ、
そんで自分の腹を刺した。

えええええ!
そんな!
首藤が約束守るわけないじゃん!!

案の定、首藤は違う!こんなんじゃない!とか
鈴木雅之の歌詞間違いみたいなことを叫びながらまたご乱心。
もう何度目の乱心かもわからない。
ちなみにこんなんじゃないっていうのは「もっと苦しむはずだろお前ら」ってことね。下衆いから。

そして血が噴き出るという地獄のスプリンクラーを作動させ
響と来美を血まみれにして駐屯地内のゴーレムをおびき寄せて2人を襲わせる作戦。
ここでね、あ、どっちかがどっちか庇って退場するのかなと思ったの。


だけどなんと生存者グループと坪井軍団が現れ一気にゴーレムを掃射。
うわああああああマジかああああああなんかかっけええええええ。

って思いましたこのドラマで初めて。


で、首藤はもう100%感染してる気配なのにワクチンだしに騙して使って最後にはいきなり銃で撃った沢ゴーレムに足噛まれて感染。
これはね、沢が撃たれた時点で「信じていたのに・・・許せん・・・」って一矢報いるパターンだと思ってました。


そして奥さんの亡骸を抱えながら倒れ込んでるところに
響・来美・等々力の元弓道部トリオが到着。
途中で等々力が首藤に撃たれるというハプニングがありましたが、
最終的にゴーレム化した首藤を響が仕留め、全ては終わった。


マジか、等々力退場したわって一瞬にして思ったけど、
ちょっと目を離したらいつの間にかもう立ってた。ちょっと、あんたらの回復力どうなってんの?


最後、まだ生きてる首藤を響は首絞めて息の根止めようとしてたんだけど、
結局できなくてゴーレムになった後に銃で撃った。

これはやはり生きたままの人間を手にかけることが躊躇われたのかもしれないけど、
死ぬ前に首藤が響に問いかけた「間宮、お前ならわかるだろう・・・愛する人を失ったら・・・お前なら正気を保てるか・・・?」
という言葉に実は少し共感してしまったからなんじゃないかと思う。

自分が首藤の立場だったらこうならなかったって言いきれないなって思っちゃって、
だから殺しきれなかった。そして来美の「響なら私を悲しませることなんてしない」という言葉に答えるように、来美から銃を奪って首藤を撃った。と。そういう解釈もあっていいかな。と。


そして3週間後。
ジアンや来美、坪井たちを含めた生存者は皆猿ノ島で暮らしていた。
ジアンの手には甲本から無事ミンジュンの形見のスマホが渡されて、
いい感じに菅田くんの主題歌が始まってちょっとグッときたぞ。


ってねえ、もしかしてそんなに気にしなくていいことかもしれないけど、
来美が脅しに屈してまで守っていた駐屯地の残りの生存者の皆さんは?
なんか島にいる気配ないけどどこ行ったん・・・?


ま、いっか・・・。


ということで、シーズン1は大団円で終わったのかなと思います。
ここへ来て主要メンバーが欠けるより、皆(首藤以外)が生き残って良かったねで幕を閉じた方が後味もいい。
それでは私はこのままHuluでSeason2に!進みます!最終回終わった後にすぐ1話て!せっかち!

 

「俺の家の話」9話感想【世阿弥(マシン)が起こした奇跡】※ネタバレ有

徘徊を笑いに持っていけるドラマ、それが俺の家の話です。

私も完全に亡霊(生きてますが)だと思ってた。
寿一の俺じゃねんだろ!?お前じゃねえって言ってくれよ!?どうしたら芸を継承できるんだ!!
という魂の叫びに世阿弥の言葉を出したりして
これはもう精神世界の中の話だと思ったらただの徘徊老人でした。

徘徊っていうか帰宅よ帰宅。
勝手に家帰ってきちゃっただけ。
アウターなし・スリッパ履きwithシルバーカーという
着の身着のままスタイルだけど。

もうね、ここはコント。
「あそこの連中皆もう、孫とよぉ、薬の話しかしねぇんだもん。本っ当につまんねえ」
ってブチブチ言ってて笑いました。
半年いてもこれっぽちも溶け込んでなくて草。


そしてここからの西田敏行の演技の巧さね。
仰々しい演技ももちろん巧いんだけど、
普段っぽい演技?さりげない演技?
全然違和感ないし本当にそういう人みたいに滅茶苦茶自然なんだけど
さらに味までついてるの。
例えば高級料亭に出してもおかしくないめっちゃリッチな料理なんですが、
庶民のいつもの夕飯のおかずにも出せて、
しかもなんかうちのご飯はほかとちょっと違う味わいがあってこれがまたいいんだよなあ、みたいな。自分でも何言ってるのかちょっとよくわからないので遠慮なくスルーしてください。

でも西田敏行の演技はスルーしないで!
私のことはスルーしても!西田敏行の演技はスルーしないでください!
本当に1場面1場面いい仕事してるから!

具体的に挙げると!
寿一の前に現れた亡霊(実際は徘徊老人)のへの字口!
「今すぐ、別れなさい!」のささやき!
そして世阿弥の謡でお茶を濁そうとする姿!
隅田川に関する世阿弥親子の逸話の語り!
なんか嫌そうな「え、誰ぇ」!
からの回らない呂律!
ベッドの上で人相も変わる病人の姿!
そこからの途切れ途切れの「さんたま」!
朝食食べるときの「大丈夫おかゆだから」!
あ、ほとんど全部だ!まばたき厳禁!括目してみるべし!


もうあまりにも役作り完璧で
この人は西田敏行役やってる観山寿三郎さんだったかな?
人生の楽園ではきはき喋ってる西田敏行のナレ聞くと
あれ!?元気だな!?良かった!!と思います。


でもね、出てくる人出てくる人皆うまいから。
ムロツヨシも塚本くんも皆うまいから。
ムロはこのドラマで許されそうなギリギリのラインを攻めてたから。
銀魂みたいにはっちゃけたらどうしようと思ってたけど絶妙なラインでとどまっててホッとしたし、謡うま過ぎるから。
塚本くんもちょろっとだったのにめっちゃいいアクセントになっていたから。
でもオールスタンディングの葬儀はパンチあり過ぎ。
あとスタンディングだったら80は固い。キャパ100はいけると思う(コロナじゃなければ)。


そして始まった病室コント。
皆スケベネタで心拍数遊んじゃって。

まあね、妻が出産里帰り中に女中に手つけて子供まで作るし、
ガールズバー大好きだし、あちこちに昔の女がいるし、
挙句若いヘルパーと婚約するし、エロ本エロペンエロトランプ隠し持ってるし、
ってスケベエピソード豊富過ぎ。そりゃ皆エロ頼りにするよね。

そんでコント直後に感動シーン突っ込んでくるから私の中の感情を司る器官がすごく動揺してる。
「え?どうすればいいの?笑わせればいいの?泣かせればいいの?え?指示がよくわかりませんが?は?」みたいな狼狽が感じられる。ごめん、適当にやってくれ。


結局観山家の兄弟姉妹はクソジジイエロジジイとは言いつつも父のことを心底嫌いにはなれない。
もう家族で介護するのが難しい状態になってもできる限り少しでも長く生きて欲しいと思ってる。
介護を辛いいつか終わりが来るさという気持ちと、
でも終わるのは悲しいという気持ちのせめぎ合い。


観山家の介護の途中で発覚したさまざまな問題を皆がそれぞれ消化できたのは
やっぱりほかならない長男寿一が帰ってきたからじゃないかと思います。
どんな問題にも体当たりしていく寿一がいたからこそ、
既に介護に疲れていた踊介と舞はそれぞれにできる範囲で介護に関われたし、
寿限無は「落とし前つけてくれてありがとう」と感謝すら口にできた。

観山家の介護がただ苦しいだけにならなくて良かった。
そして私は爆笑して号泣してほかから見たら超絶情緒不安定な人みたいになってるんですけど・・・。


ああ最終回。
「奇跡は1度しか起きなかった」ということはまあ多分そういうことで、
もう余命宣告をされたときから1年くらい経つのでそれはそうだよねって感じなのですが、
もう最終回。心の底から名残惜しい。
引退試合に向かう世阿弥マシーンを見つめる離見の見の寿一は、奇跡が1度しか起きなかったと語るこの先の寿一だと私は思う。
観山家の1年を締めくくる最終回が温かい話でありますように。ぜあっ!

 

隅田川」も「土蜘蛛」も載ってる

「君と世界が終わる日に」9話感想&最終回予想【桑田一尉熱烈歓迎いたします】※ネタバレ有

皆さん、ついに「君と世界が終わる日に」が今週最終回を迎えます。

ゾンビの登場回数が回ごとに少なくなっていったりして、
途中で「これは一体何ドラマなんだっけ」と遠い目になったりしながらも
観続けてついに最終回。

皆さん、どんな最終回だと思いますか?
私はね、多分響と来美どっちかだけ生き残るんじゃないかと思ってる。

ちょっと前まではいろいろな紆余曲折があったものの2人は無事再会し2人で生き残る感じになると思ってた。
なんでかって言うと、
例えば例えが突然だけど王家の紋章ではキャロルがよく連れ去られるじゃないですか。

そんでそのたびメンフィスがキャロルを助けに行くわけだけど、
超ニアミスであと1歩なのに救出ならず!みたいなことがたまにあるじゃないですか。
そういう感じで、来美さんは駐屯地に翻弄されるヒロイン、
そしてそれを助け出す響みたいな、
「メンフィス!メンフィスたすけてぇー!!」「キャロル―っ!!おのれぇーっ!!」みたいな、そういう感じになるのかなとうっすら思ってた。


だけど途中からなんか来美さんが勘違いと言う勘違いを重ねて変な方向にやる気を出してしまい、状況をこれでもかと引っ掻き回し始めたのはご承知の通り。
これはね、もう2人が再会して良かった良かったで済む話じゃなくなってきたわけですよ。

そりゃね、皆「ミンジュンだったらこんなこと考えたかな」
「ミンジュンだったらこんなこと望まないんじゃないかな」
ってミンジュンの人柄を推しはかって行動してるけどもね、

やっぱりそもそも響が母ちゃんの檻のドアちゃんと閉めて、
来美が勝利の話を安易に鵜呑みにせず生存者にナイフ向けてなかったら、
ミンジュンは死ななかったんじゃないかと思うわけで。

ミンジュンは最後まで自分を刺した女性が来美である可能性に言及しないまま、
逆に自分が響の母(ゴーレムだけど)を殺してしまったと悔いるほどいい人だから、なんとなくその遺志を尊重して響と来美はそっとしとこ・・・
みたいな気風もありますが、
やっぱ2人のアクロバティックなすれ違いの結果人が死んでるということは
重く考えていこうよと思うわけなんです。


だからね、ずばりもうなんとなしのハッピーエンドにするわけにはいかない。
そうなるとどうなるかってことなんですが、
8話のラストに胸のど真ん中に矢がブッ刺さった来美さん、
等々力くんに同じように矢で刺された自衛隊は即殉職だったけど、
来美さんは駐屯地で驚異の回復力を見せ、
なんと数日後には立って歩いて話せるレベルまでになっていた。
そう、最早来美は普通の人間じゃない。

首藤が作った変な薬を注射した結果、
来美はスーパー人間になり、ほかの人間はゴーレムになりかけてる今。
来美は首藤を手助けした自分の行いを悔い、
スーパー人間になった自らの手で駐屯地のふざけた研究をやめさせようとする。多分。


そんで次回予告見るとそこに単身響が現れて首藤とついに因縁の対決繰り広げるって。
そこでさ、来美が響に加勢してそのときなんらかの致命傷を負って来美退場・・・みたいな展開。あり得るかなって思ってます。

来美の超人回復設定どうすんねんって思うかもしれないけど大丈夫。
ゾンビは火が苦手設定もいつの間にか、あれ、ここら辺においてあったんだけどな?ん?どこいった?みたいな感じになってるから。
これもさりげなくなかったことにしよ。


でもね、公式サイトのタイトルロゴの「世界」を反転させた場合のトップ絵。
あれだけ見ると来美は金網の内側、
響は金網の外側で、窓の外から今にも中に入ってきそうな大量のゾンビに立ち向かってるように見えません?
そうなると、来美を土壇場で守って響が退場もあり得るのかな、みたいな・・・。

しかしそこで1つ、
響が生き残らないとお父さんを待ってるという約束が果たせない問題が生じる。
どうしよう。あのセリフが伏線だったのか、それともただ単になんとなく雰囲気で
言わせたセリフだったのか、それすら私にはもうわからない。


それにしてもシェルター「希望の家」。
生存者を探す放送を繰り返し流して食料も豊富。安全。文明的な生活ができる。


でもこういう場所には何か裏があるってもうゾンビ界では定説。

アルカディアを目指した人たちはウェスカーにとっ捕まって冷凍されたし、
終着駅を目指した人たちはギャレスたちにとっ捕まって食肉加工されたし、

そう、こういうときに皆さんどうぞ来てくださーい安全ですよー
と触れ回る場所は生存者をとっ捕まえる施設であるパターンが非常に多い。


だからね、視聴者側としては傾向の分析と対策の検討に力を入れていこうぜってバイオハザードと28日後・・・とTWD差し入れたくなってくる。

ちなみにもしそこがそこそこ安全な場所であっても
いずれヤバい事態が起こることも最早お約束で、
主な例としては

・誰かが腹いせにゾンビを敷地内に放つ
・誰かがうっかり出入口を閉め忘れてそこからゾンビが入り込む
・施設のリーダーが実はヤバい奴
・施設内に実はゾンビなりかけの奴がいた
・人間同士で潰し合う

このようになっております。
さあシーズン2はどのルートに進むのでしょうか。

 

「俺の家の話」8話感想【踊介ってもしかしてかなりメンタル強い】※ネタバレ有

もう俺の家の話がクドカンドラマの同窓会状態。

佐藤隆太をちょい中のちょいの医者で使えるなんてクドカンしかいない。
佐藤隆太も多分クドカンドラマじゃなきゃあんなちょい中のちょい役で出ない。

しかも今週は塚本高史が出るって言うじゃない。
長瀬の花道がすごい。
今まで共演してきたあんな人やこんな人がこのドラマに出て、
多分長瀬も感慨深いものがあると思うんだけど、
もう私たちもよくわからない感情に振るえている。
漫画の最終回付近で1巻のストーリーに出てきたキャラが再登場みたいな、
ああいよいよいろいろ佳境に入って来てる
長瀬とドラマのクライマックスの準備をいそいそしてるんだなあ
って寂寞の思いですよ。
寂寞ってね、コブクロの歌聴いていつか使いたいなと思ってた。
まさに今だと思って満を持して使いました。


「この間のローストビーフの千倍うめえ」
と言いながらハンバーガーにパクつくジュジュの味覚はしっかりしている。
踊介の肉の旨味を全てかき消すような仰天ローストビーフを食べた記憶もしっかりしている。
ように見えるけど、実は脳の中では認知が進行していた。

寿一が覚えている限りでは寿三郎は1度も謡をとちったこともなかった。
だけど途中で忘れた。隅田川が途中から進まない。
これは観山家にとって寿一の衰えを決定づける衝撃的な出来事だったわけで。


でもね、そんな寿三郎の認知症
集中的にどうしようどうしようと狼狽していられないほど、
観山家にはヤバい事態が次々勃発。

まずは寿一がさくらと付き合っていることが踊介にバレた。
踊介、今までさくらの脈の1mmもない適当な対応を総スルーした挙句、
果敢にもプロポーズまでしようとした鈍感力の持ち主。
なのにどうしてこんなタイミングで持ち前の推理力の高さを発揮してしまうんだよ。
メッセージを送ってきた時間帯から相手を割り出し、
使っているスタンプで確信に変えるってお前。コナンか。金田一か。
その才能が悲しい。悲しいのに笑える。

「勘違いのスピードが早くて追いつけなくて・・・」
というさくらにも
「寄るなさわるな・・・この、おんな・・・!」
と韻を踏んで罵る芸の細かさ。
能のセンスはなくてもお笑いのセンスはある。
踊介は家に来なくなった。


それからOSDとバイトの不倫が舞が気付いた。
ゆめっちのあのSNSの写真は匂わせじゃなく、もうダイレクトに嗅がせてる。鼻っ面で焚き染めてる。
ほれ、ほれってむしろ鼻の頭辺りにぐりぐり。
いやむしろ匂いだけじゃなくて現物が出てる。丸出しになってる。

そして出てきたゆめっち、
こちらとこちらがご夫婦でしょうかって確認したくなるほど完全に似てた。同類だった。
不倫1つ起きただけで本当は家族の1大事。
だけどこのとき観山家を揺るがせたのはOSDの不倫ではなく、
舞が今まで観山家の女として非常に辛い思いをしてきた気持ちを吐露したことだった。
母は毎夜自分の部屋に来て父の不貞を嘆き、
家族には跡継ぎの蚊帳の外に置かれ、
父の隠し子であった寿限無に初恋の気持ちを抱き・・・

こうして文章にすると滅茶苦茶ヘビー。
寿一よりも寿限無よりもグレるべきだったのは舞かもしれない。
そして舞も家に来なくなった。


さらに、アキレス健断裂して寿一がいつも中心になって行ってる介護を寿限無が担当。
家族の洗濯せっせと干したり、「親父、それ食ったら風呂な」「はいはい風呂行くぞ風呂」っていい感じのタイミングで風呂に連れてったり、
この前までの反抗期を考えると本当に奇跡のような甲斐甲斐しさなのに
寿三郎が「やっぱり寿一がいい」とか言うから・・・
寿限無もキレて出て行った。

観山家は皆ナチュラルに笑いに走る遺伝子が組み込まれていると思っていい。
でもそもそも1つ1つの問題がそれでドラマ1クール作れそうなほど重い。


そんな中起きた寿三郎の徘徊騒ぎ。
実際は徘徊じゃなくて、忘れた「隅田川」の謡を思い出せるんじゃないかとガチの隅田川を見に行っただけだったんだけど。そして見事思い出したんだけど。

隅田川沿いで1人ポツンと川を眺めてた寿三郎が寿一のビデオメッセージを発見し、
「さくらさんと結婚する」と言ったときの「ほぉー」という声と反応。
あの中には驚きとか寂しさとか嬉しさとかいろいろな気持ちが詰まっていたように思う。
自分が好きだった女性と自分の大切な息子が結婚することへの形容しがたい気持ち。

最近の寿三郎はあちこちで火遊びしまくってたツケが露呈するたびに観山家に新たな火種をくべる炎上ジジイになってたけど、嬉し気に息子からのメッセージを見る姿はただ人の親でした。


そしてある日の朝。
足の怪我をしている上、家族も皆家に寄り付かなくなり、
介護が十分にできなくなった寿一は寿三郎に施設への入所を薦めた。
飯食ったら出掛けようって。嫌だったらいいけどって。
そんな寿一の言葉に嫌がる素振りもなく応じる寿三郎。

ジジイカーなんて嫌だとごねていたこともあった。
病人扱いが嫌だとごねていたこともあった。
でも今、寿三郎はこの仕方ない状況を素直に文句1つ言うことなく了承した。

「お前と2人っきりよりはマシだよ」と、寿一への気遣いまで見せて。

自分と同年代の高齢者が何人何十人と集まる施設。
折り紙を折ったりお菓子作りをしたり、今までの生活ではしてこなかったようなことをして過ごす。
家族がいない場所で生活を送る。
何もかもが別世界のような環境で暮らすことへの不安を表に出すこともなく、にこやかに受け入れる。

寿三郎は自分を送り届けて帰る寿一に拳突き上げて「ブリザーーーード!」って叫んで笑ってた。寿一も腕を挙げて答えてた。泣きながら。
そして私は寿一よりさらに泣いた。

寿三郎は寿一のメッセージを見て、わからなかった「自分の死に方」をなんとなく見つけたんじゃないだろうか。親の愛。

ああ観山家に幸あれ。
取り敢えず今日の塚本くん楽しみ。今日も22時から素敵な同窓会。

 

 

「君と世界が終わる日に」8話感想【今回ゾンビ2体しか出てこなくてゾンビドラマであること忘れそう】※ネタバレ有

最近思わず「ひええええええ」とか「ええええええ」とか「はああああああ?」ってリアクションしちゃうシーン多いよねキミセカ。


例えばますます壊れて情緒不安定MAXの首藤を来美が後ろから優しくハグ。
目を疑いました。んんん!?何か上から落ちてきてとっさに助けたのかな!?
それかあの冷凍庫が爆発しそうだったからとっさに助けたのかな!?
ハグじゃなくて人命救助をムーディーに演出したのかな!?って。


でも上から何も落ちてこなかったし冷凍庫も爆発しなかったし、
それどころか来美は首藤をやさしく励まし慰め始めました。
人命救助じゃなくてただのハグでした。


来美・・・
来美はね、生きる意味を自分以外に求め過ぎです。


ワクチン開発のため、復讐のため、
「生きる意味になりそうなこと」を探して見つけた途端全力で乗っかるから
こう、周りが見えなくなるのよ。


そしてそんな来美に入れ込みまくる等々力。
おま・・・さりげなく告ってんじゃねーよ!
クールな判断ズバズバ飛ばしてた等々力くんはどこに行ったんだよ。
本郷さん殺されてあんなに自衛隊に怒りメラメラ燃やしてたのにもうそのこと忘れてるよね?


しかも佳奈恵に「お前、もしかして間宮のことが・・・」って、
さすが・・・!さすが恋愛脳は人の恋愛感情にも敏感だなと思いました。


ていうか等々力は本当は自分と来美さえ良ければどうでもいいんだよね。
だから自衛隊にも寝返ったし島にいた響たちにここ明け渡せなんて無茶も迫るし、恋愛で1番バカになれるのは等々力くんです。彼を突き動かすのは来美への恋心。ただそれのみ。恋の奴隷。


でもね、等々力くんだけが際立ってヤバいわけじゃない。
むしろ駐屯地にはほぼヤバい人しかいない。
まなちゃんのお兄ちゃんだって今回さらにびっくり。
なんと島に行きたいと直談判し、聞き入れてもらえなかったため船にこっそり隠れて上陸。慣れない銃を扱おうとして誤って紹子さんの腕をがっつり撃ってしまったという・・・。


ねえ、やることなすこと全部事態を最悪にしているこのお兄ちゃん。
妹に1人で縄跳びさせていたため妹は噛まれ、
ゴーレムになった妹の拘束ベルトを外したから妹は始末され、
テロリストが悪いとおかしな復讐心を見せたためミンジュンは来美に刺され、
今また勝手な行動の末、罪のない生存者に重傷を負わせ、
お兄ちゃんの負ったかすり傷で激高したくるみは物陰から生存者を狙い、
結果響に射られた。


私思うんだけど、このドラマで罪深き人を挙げるなら、


【絶対王】首藤

【四天王】勝利・等々力・来美・響


こんな感じだと思う。


もうね、駐屯地の良心は浅香航大だけ。
浅香航大しか残ってない。
首藤はあんなだし来美もあんなだし等々力もあんなだし、
あと部下の沢もテロリストテロリストってもうそればっかだし、
浅香航大頑張れ。なんかあなたの頑張りがこの現状を打開する。そんな気がする。


それにしても坪井軍団も去ってしまった今、
響グループで響に次ぐ戦力と言えば佳奈恵しかいない。
お兄ちゃんに放った矢、かすっただけだけど、弓今まで持ったことなかった人がこの短期間で狙ったものにかするだけすごい。


ナイフ持ってゴーレム仕留められるようにもなって・・・
あの文句ばっかりだった佳奈恵が・・・
これも皆を助けたい、ていうか響くんの力になりたいという恋心がなせる技なのでしょうか。
おい、等々力くん。君も成長してくれ。


しかしね、今回のあのラストシーン。
来美の後ろから響が弓で狙いながら「お前がミンジュンを殺した女か!」って詰め寄るシーン。


私あそこでお互い顔を合わせて「そんな・・・」で終わると思ってた。
ていうか来美さん。響を「もう愛していません」と言い切り、敬愛する首藤をバックハグし、
自分のために力を尽くしてくれる等々力くんのピンチに「Not the End」流れるほど気持ちを寄り添わせてたのに、
結局最終的に響なのか。いろいろあったけど響が好きなのか。


いろいろあり過ぎだよ・・・私響が好き!で丸く収まらないほどいろいろなことに手を出してき過ぎたと思うお互いに。


もしこれが海外脚本だったらどうなるのかなと想像してみましたが、


響「お前がミンジュンを刺した女か!」
来美、気が付く。動揺のあまり「Oh...Oh...」とか呟きながら首を横に振る。


響「大事な仲間を・・・お前がやったんだろ」
来美、銃をそっと降ろす。


響「答えろ!」
来美「響!」
響、動きがピタッと止まる。驚愕の表情。


響「お、お前は・・・」
来美、涙に濡れた顔で振り向く。
来美「響・・・、ずっと探してた・・・」
見つめ合う2人。


そして次回、束の間の再開も虚しく、2人は運命の渦に飲み込まれて行く・・・みたいな。このパターンだと2人はもうお互いの道は一緒になることはないのだと諦め、それぞれの勢力に付き本格的に戦いを始めます。(脳内イメージです)