「君と世界が終わる日に」4話感想【情報量多過ぎて理解が追い付かねええええ】※ネタバレ有

何かいろいろな方面に話が広がっていって頭がうわああああ?ってなってます。
四方八方にバーッて話が飛んでってる。

そしてなんと!
芳根ちゃん退場であります・・・

まずね、刀集団はただの荒くれ者の集まりではありませんでした。
実はボスは坪井さんっていう地元の有力者の息子で、地元の人からは坪井の坊ちゃんと呼ばれ慕われていた。一気にローカルな話になってきた。
そんでその地元の人の中に、なんかよくわからん高熱が出る感染症(ゴーレムとは恐らく関係ない)に罹ったと思しき人が何人か現れて、その人たちは隔離されてた。なんかどっかのウイルスと被りますね。

で、ゴーレムが発生し始めて隔離されてた人たちは置き去りに。
それを坪井の坊ちゃんが助けて、ショッピングモールの奥でかくまってたってこういう話なんですよ。
私は悪役には最後ギリギリまでできるだけ悪役を貫き通して欲しいタイプなんですけど、坪井の坊ちゃん悪役ですらなかった。
坊ちゃんの周りのヤンキーだちだってそんな坊ちゃんを慕う仲間だちなわけでしょ。

もう・・・
最初に話し合えば良かったじゃん・・・
まずはお互いの現状説明から始めれば良かったじゃん・・・
人質とったり武器交換したりとか、この世界では体力だって貴重な資源なのに無益な小競り合いで消耗しないで・・・

って思うんですけどね、なんで坪井の坊ちゃんたちの素性がわかったかというと、サンプル採取で自衛隊と外に出た来美が秒で坪井軍団に捕まり、医者だとバレてかくまってる人のケガを診てやれと言われたからです。
来美もびっくりしただろうけど私もびっくりしたよ。
かなりの素早さでとっ捕まっててあれ?私何分か寝てて見逃したのかな?って本当に目を疑いました。

生存者チームは全員捕まって牢屋みたいなところに入れられたんだけど、
響はショッピングモールの発電機が壊れてあたふたしてる刀集団に自分なら直せると言って外に出ます。そして案の定隙をついて逃げ出します。
響は自分たちを助けに来ると信じて待つ生存者チーム。
そんな皆さんを美亜は信じるなんてバカだと煽りまくる。
ていうかね、なんで等々力だけめっちゃ厳重に縛られてるの?
ほかの人は縄で2回しくらいの縛り方なのに、
等々力だけ上半身を×型で縛られて、さらに下半身はつま先まで縄回されてるし。
今回も牢屋の中で生存者たちが響を信じるの信じないの揉めるんだけど、
で等々力は安定の響disりをするんだけど、
なんか1人だけすごい縛られ方してて映るたびに私はフフッて笑ってた。

そんで自衛隊が来美保護とテロリスト殲滅のためにショッピングモールに乗り込んでくる。
坪井軍団はけが人たちと一緒に逃げる時間を稼ぐため、
牢屋に閉じ込めておいた大量のゴーレムを解き放つ。
もう?もう自在にゴーレムを操っちゃうの?
ウォーキングデッドですらシーズン3くらいまでかかったゾンビを使って相手にダメージくらわすという戦術、もう会得しちゃってるの?

ここで美亜。突然「私どうしてもあの人を見捨てられない!」と軍団から離れてあらぬ方向にダッシュ
なんと別な場所にガチで彼氏ゾンビをかくまってました。
彼氏ゾンビと交戦中の響にすがって彼氏ゾンビをトイレに縛り付け、
彼氏が自分を待ってる間に噛まれてゴーレムになったとさめざめ話す。
近くまでゴーレムが迫っている気配を感じて響は逃げようとするも、
美亜は自分で逃げると彼氏ゾンビの側を離れようとしない。
そして響に「ゴーレムを操る魔法」を教えて・・・

響が逃げた後にゴーレムの大群に襲われ、
咄嗟に彼氏ゾンビを縛り付けた個室に立てこもり、
彼氏ゾンビと「手を繋いでデートする」という小さな夢を叶えた後、彼氏ゾンビに噛まれました・・・

芳根ちゃん仲間になるかな?とちょっと思ってたからびっくりした。
でも、こういう状況になったら皆が皆何が何でも生き抜こう!みたいな人だけじゃなくて、大切な人と、例えゾンビになっても運命を共にしようと思う人もいるよねきっと。
だから芳根ちゃんは彼氏ゾンビを失った苦しみ辛さを胸に頑張る的じゃなくて、彼氏がどんな姿になっても変わらず好きだからとことん一緒にいます的な最期でそれはそれで良かったんだと思う。

さらに衝撃は続くよ。
ゴーレムはなんと火が苦手。
牢屋の外に大量のゴーレム絶体絶命の生存者たち。
そこに現れたのは松明持った響でした。
そんで外に脱出成功するんだけど、
反対方向に逃げてく自衛隊を見て等々力は本郷さんを殺されたことがフラッシュバック。
弓で隊員を1人射殺しちゃいました・・・
ええ・・・

響が坪井軍団から逃げてる途中で落っことしたリングネックレスは偶然に偶然を重ねて来美の手元へ。来美は響がショッピングモールにいたことを確信し探しに戻ろうとするも自衛隊に保護され戻される。
そして背が高く弓を持った生存者に隊員が殺されたことを知る。
ええ・・・まさかに響冤罪フラグまで立ててくるんですか・・・?

さらにさらに、逃げた先で響と等々力が衝突。
等々力はもうやってらんねーよついに堪忍袋の緒が切れたよとばかりに響が抜けるか自分が抜けるかという選択を迫る。
いやー、等々力は響のせいで散々な目に遭ってるみたいな言い分だけど、あんたも相当だって。むしろ響は自分のやらかしを最終的には自分でなんとかしてるまだいい方だって。

で、響は自ら脱退するんだけど、ほかの生存者メンバーが響についてくる。
やっぱりね、この状況で皆もうピリピリしたくないのよ。
どこに身を寄せても結局何かかしらで命からがら逃げてる。
こんな日々の中、せめてメンバー同士だけでも仲良くいたいってそろそろ皆気付き始めてた。
そこへ来て等々力みたいな万年カリカリヒステリック男がリーダーになった暁には、いよいよ心の平安なんてない。
だったら突っ走り気味でも最終的に帳尻合わせてなんとかしてくれて、弓もうまくてしかもご飯もおいしいリーダーの方がいいって私でも思う。なんて言うかそりゃそうだよねの一言に尽きる。

それにしてもどうして等々力はあそこまでこじらせてるんだろうね。
こんな状況で1人だけめっちゃ頑な。チームの輪を乱してまでこじらし通すって、
生半可な恨みじゃ視聴者はもう納得しないよ。肩もてないよ。
自分も来美が好きなのに裏切って来美と付き合いやがって・・・!
くらいのレベルとわかろうもんなら、こんのバッカちんが!!1話で来美が生きてるわけねーだろもう諦めろ皆に迷惑かけんなみたいに響を罵倒しといてこいつ!お前が1番恋愛脳だコノヤロー!!
ってフルボッコになる。

さらにさらにさらに!今回はラストの回想パートにも重要そうなシーンだらけだよ。
響が小さい頃にお母さん病気か何かで亡くなってるんだけど、
滝藤さんはそのときの主治医でした。
そしてお父さんは「響、お父さんを信じられるか?お父さんは必ず帰ってくる」
とフラグバッキバキに立てて失踪してました。
高校生になった響がお父さんの手がかりあるって富士山麓まで行って、
ズタボロのジャケット(多分お父さんの手がかりはそれ)片手にしょぼくれて帰ってきたところ、不謹慎ながら可愛いなと思いました。

滝藤さんは報告修正させた自衛隊幹部を用なしむしろ邪魔とばかりに毒殺するし
つまり自衛隊は滝藤さんにいいように使われてるだけで、ま、まさかこれは浅香航大が生存者チーム合流とかないですか?と勝手に妄想してみたり。
横浜ダメぽフラグも立ったのでなんとなくシーズン1のラストはこうだな、なんて思いを馳せてみたり・・・

ちなみにもう響と来美のすれ違いにもどかしさを感じる時期はとうに過ぎ、
最近は「今回はどんな華麗なすれ違いを見せてくれるのか」という視点で楽しんでいます。

 

今回の回想シーンと菅田くんの曲の相性は抜群だった