「君と世界が終わる日に Season2」2話あらすじ&感想(ネタバレ有)

Season1に慣れていたせいか、Season2、結構容赦ねえなって思ってる。
Season1で皆基本の流れは頭に入ったねー?よーしじゃあSeason2からぶっ飛ばしていくよー!みたいな。
よーしじゃあ2話のあらすじいくよー。


シェルターに保護された響と来美。
響は来美の姿が見えないことに動揺し、辿り着いた食事会場で小野さんに来美はどこですか見てないですかと詰め寄る。
会場にいるほかの生存者たちはいきなり現れたワイルド野郎に
「なんだこいつ・・・」的な視線・態度を隠さない。
響が自分を取り押さえようとした人も振り払ったからさらに皆怯え気味。
「ヒャアッ」とか言っちゃってる。

ここでシェルターの責任者、秋吉社長(濱田マリ)が登場し、響に落ち着くよう促す。奏多くんはこの社長の息子で専務。
秋吉息子に案内されて響は来美と再会するも、来美は物や場所や景色の名前など社会的な知識以外の全てをまるっと忘れていた。
自分の名前も、今世の中に何が起こっていてどんな状況なのかも忘却。もちろん響のこともすっかり忘れてる。

取り敢えずどうすることもできないので、響は小野さんにシェルターの中を案内してもらうことに。その途中で橘親子にも無事再会。
ここね、会員制リゾートホテルになる予定だったんだって。
周りは頑丈な塀に囲まれてて、中には作物用のビニールハウスとかソーラーパネルとかあって、そんで馬もいる。馬なんて放牧用スペースまである。超牧歌的。
まるでここだけ何も起きていない世界。人生の楽園的なのんびりナチュラルライフ送れそう。

でもね、今までゾンビ映画やゾンビドラマをいくつも見てきた人なら即座にピンと来ちゃうよね。
これ襲われたらヤバいやつです。

これまでの歴史上、ゾンビを完全に遮断できる安全な場所など存在したためしがないと言っていい。
そしてこの場所は強固だから安全だと過信するほど後で盛大に痛い目を見るとも言っていい。

「警備はどうなってるんですか?」という、これまで幾多のド修羅場をくぐってきた立場の響からしてみれば至極当然な疑問に、その心配はありませんよとにこやかに答える小野さん。明らかに「君心配性だねハハハ」って思ってるでしょ。
その油断がいずれ大いなる災厄をもたらすであろう。

一方、猿ノ島のグループの食糧事情はさらに深刻なことになっていた。
見切り品でも捌くの厳しくないってくらいしなしなにしなびたやさ・・・い?草?
みたいなのとパックご飯と缶詰とか切なくなるほど寂しいラインナップ。
どうしようどうしようと悩むメンバー。
しかも猿ノ島にはいないはずのゴーレムがどこの誰によって持ち込まれたのかも謎のまま。

そんな中坪井はシェルターを襲い食料を奪うことを提案。
提案っていうか指示。もはや命令。
しかも抵抗したら殺せとか皆殺しとか口が物騒。お前はクラウザーさんか。
ここから坪井は独裁者街道をまっしぐらに突っ走り始めます。

ああハルが脱落した影響は甚大だった。
もう坪井はゴーレムを放ってハルを襲われた犯人探しが命の人間と化した。
シェルターの奴らがやったとか、そうでなければこの中に裏切り者がいるとかご飯足りてないはずなのに元気ありまくり。皆ドン引き。

坪井はさ、イケイケ自己中リーダーに見えて実は仲間思いというところが最大のチャームポイントだったのに、これじゃ完全に普通のテロリストです。
ダークフォースに堕ちた坪井が1番厄介な存在になるなんて・・・。

そんな猿ノ島の食糧事情と世界が違うかのようなシェルターの彩り豊かな食事。普通に美味しそうなバイキング。
ちなみにこのシェルターには元々ここの会員になるはずだった人と保護された人がいて、なんとなくそれぞれがグループになっている状態。あっちはあっち、こっちはこっちみたいな。なんかこの辺りも争いのきっかけになりそうな予感がする。

そして来美の診察が終了。
シェルターにいる唯一の医者であり、研究員であった人。
それは響のお父さんでした。
いきなり父と子の再会。
おっ、何十年ぶりの対面がこんなにあっさりでいいの??
って私もびっくりしたけど響も当然激おこ。
親戚中にお前の父親は女と逃げたと言われても信じて待ってたのにここで何やってんだよって荒ぶる。子供の耳にそんな話入れる親戚もどうかと思う。

親子の絆は盛大にぶっ壊れたけど、
取り敢えず来美の診断結果を聞く響。
来美の体の中ではゴーレムウイルスが共存している状態で、今後ゴーレムになるのかどうかは未知数。
福島のいわき医科大学が開発に成功したというゴーレムウイルスの増殖を抑える薬を使えばなんとかなるかもしれないが、連絡が途絶えたのでどうなっているかは不明らしい。
響が出て行った後苦し気に顔をゆがめてふらつく間宮父。重病かもしれない。

どうすべきか迷う響は建物の外を歩く来美を発見。
響は来美に危ないからとか部屋に戻ろうとか言うんだけど、来美はそんな奥歯にものの挟まったような扱いに納得がいかない様子。

なんでですか!?ってキレ気味に反抗するんだけど、響は響で「お前はゴーレムウイルスに感染してて、いつゴーレムになってしまうかもわからないから取り敢えず部屋で大人しくしてて」とか言えるわけもなく。

サロンの中でなんでですか攻撃してくる来美に、ここじゃちょっと言えないってごにょごにょしたら、どうしてここじゃダメなの!?病気じゃないんでしょ!?ってさらにキレられてた。
来美がまた違う感じで面倒くさくなってて草。

そうやって揉めてたら紹子さんいわく感じのいい生存者ご夫妻、のうちの旦那が「彼女嫌がってるじゃないですか」という超絶空気読めてない口出ししてきて、また話がややこしくなって。え、あれ、旦那超感じ悪いんですけど(紹子さんは菩薩だから・・・)。
そして来美は先生(響父)に聞きますって出て行った。もうそうしなさい。

まいったなー・・・って感じの響に、
秋吉くんはいわきまで行くなら来美さんをここに置いて行ってはと提案。
どうしてここまでしてくれるのかという響の問いに対し秋吉くんは、
1つは間宮父が母(社長)の同窓で、いち早くこういう状況になる可能性を示唆してくれた間宮父への恩返し的なものであること、
もう1つは母に任されたからだと答える。
しかしそこに秋吉くん自身の意志が見て取れなかった響は、あなたの意見はどうなんだと再び問いかける。

ちなみに超善人のような秋吉親子ですが、生存者のためという名目で生存者に隠れて「何か」をしている描写もあるので、このあたりがまた新たなトラブルに発展してきそうです。

そして再び猿ノ島。
シェルター襲撃の準備を進めようとする坪井を、どこからともなく現れた御前崎さんが諫める。
よくそんな風に上から言えますね。あんたら(御前崎さんとジアン)のせいでどんだけ死んでんだよ!と坪井激高。

なお、駐屯地メンバーだったことを坪井にすっかりスルーされているも、
自分もその仲間たちの1人でした・・・と良心の呵責にさいなまれたのか、
なんだか気まずい様子の桑田さん。わかる。いや、実は自分もそこにいたんだよな・・・みたいな。言い出せる雰囲気じゃないし・・・みたいな。いたたまれない気持ちが伺える。

しかして名指しで責められてる御前崎さんは坪井の罵倒にも怯むことなく、
悔いているからこそ、こうして(お前を)止めていると冷静な返答。

そしたらなんと
坪井は目の前に立っている御前崎さんの額を至近距離から拳銃でぶち抜きました。

 

わああああああああああああああああ

 

やばああああああああああああああい

 

な、なんかHulu編になってからレギュラーメンバーがざくざく死んでいってるんだけど。
ハルとか御前崎さんとかできればいつまでも生きていて欲しいなっていう
人ばっかり退場していくのこわい。
いや、しかし冷静に物事を判断できる人ばかりが生き残ったらそもそも争いなど勃発しないわけで・・・
いつも争いの火蓋を切って落とすのは冷静じゃない人なわけで・・・あ、だったらこれが普通なのかな・・・

貴重な常識人。しかも医者。来美についても何か情報を掴んでいるような素振りもあった、超キーキャラとも言える御前崎さんがこうもあっさり、
しかも生存者メンバー同士の諍いの中で殺されるとは、なかなか容赦なくなってきました。


でもびっくりするのはなんと。
濱田マリ、出てきたばっかりなのにいきなり噛まれちゃうの。

敷地内で農作業をしている最中、
林の方から突然ゴーレムが登場。
「どうしてここに・・・!?」と動揺するも、
社長は手にしていた鍬を持ち直し、意を決したようにゴーレムをグサーッ!
思い切りがいいぞ!でも惜しい!そこじゃない!
ボディじゃダメなんだ!頭頭!頭狙わないと!
とセコンド並みに応援してみたけど、私の応援はマリには届かなかった。
マリがゴーレムと格闘している間になんと2人目のゴーレムがリングイン

そして運び込まれてきた社長。
大変だ大変だと動揺する人の中、響は素早く社長のケガを確認、速やかに噛み跡を発見。
ゴーレムに襲われたのだという響の言葉にシェルターの人たちはさらに動揺。

響は社長を縛っておくよう奏多に言い残し外のゴーレムを駆逐しに。
社長は誰にも自分を治すことはできないとわかってて、皆を危険にさらさないため秋吉くんに自分を殺すよう指示する。
そこに間宮父が到着。感染のスピードが速いことを確認して安楽死のための薬をとりに戻って、その途中で再び具合が悪くなり座り込んでしまいました・・・。

皆がえ、やばいやばいどうすんのこれって狼狽しまくってる中、
秋吉くんは母の言いつけどおりにしないとと考え、テーブルの上にあったナイフを手にとるものの踏ん切りがつかない様子。
そこへ秘書がここではまずいです、ここは社長秘書である私がとしゃしゃってきて、
まだ社長が感染したかどうかはわかりません!ひとまず部屋に運びましょう!と、もういつゴーレムになるかわからん人を数人で運ぼうとする愚行。おいおい何してくれちゃってるんだよ。

そしたら紹子さんが社長を縛ろうとどこからか縄を持ってくる。紹子さんナイス!さすがさすらいの生存者グループにいただけあって行動が早い!
しかし、そんな紹子さんをやめなさい!って社長秘書が振り払ったんだよ。こ、この無能が~!お前は!すっこんでろ!

そこへゴーレムを始末した響が帰ってきてびっくり。
なんで縛ってないんだよ!と激おこ。
すると秘書やら何やらが社長に近づこうとする響をやめろ!とかなんとか言いながらブロック。
いやいや言い争いしてる場合じゃないってばよ。
もう変わりかけてるんですよって言ってんのにてんでダメ。

そうこうしているうちに社長が転化してしまいました。
マリ迫真のゴーレム。
横で腰を抜かしている妊婦に今にも襲い掛かりそうな社長を、火かき棒で響が始末。結局こう。結局いつも響が始末するんだよね。

それを見て妊婦の夫が
「なんてことをすんだ」
秘書も
「君、ここから出て行ってくれないか」
「女性や子供の前でこんなことする必要があるか!?
野蛮な行為は許さない、今すぐここから出ていけ!!」


ってバ、バカ野郎めー!!!!

女子供の前とか躊躇してる間にやられるんじゃー!!

現に女(とお腹の子)がやられるとこだったじゃろがー!!

旦那お前は自分で自分の嫁助けてから文句言えや根性なしがー!!


と憤る私より奏多くんは大人だった。
響に秘書の非礼を詫び、自分がしなければいけなかったことを代わりにしてくれたことに感謝を述べた。
奏多くん、本当に立派になって・・・・。

そしてこのシェルターに残った数少ない生存者を皆仲間とみなして追い出さない、
それが自分の考えるシェルターだと、響の問いに答えるのでした。

はい。再び猿ノ島いこう。
御前崎さんの遺体は外の木にくくりつけられてる。み、見せしめ?
等々力はその遺体を見つめながら、響に自分がいなくなった後みんなのこと頼むと託されたことを思い出す。
「あいつ、面倒なこと押し付けやがって・・・」と呟いた後、坪井と交渉。

シェルターに攻め入ってもいいが、あちらにどれだけの戦力があるかどうかもわからないまま襲撃するのは危険、そこであちらに先に潜入し、情報を掴んだ上でシェルターを奪おうと提案。
坪井も悪くないな・・・と思ってる感。

そしてそれを陰から聞いてる桑田さん。
等々力は坪井の襲撃計画に乗ると見せかけて、折りを見て坪井を始末するつもりであることを見抜いた桑田さん。

それにしても等々力くんは響への憎しみとか来美を想うあまりの暴走とかを自制すればとても有能。もうほぼ忘れてたけどそう言えば等々力くんは警察官。
等々力&桑田って警察&自衛隊で、え、最強か。バディものやっちゃいますか?
「だんだんあんた(等々力)のことがわかってきた」とか桑田さんも言っちゃってるし。
いつもクールで素直になれないけど実は仲間思いの等々力と冷静沈着で優しい桑田が坪井にお仕置きする痛快バディアクションいく?いっちゃう?(いかない)


で、またシェルターに話戻していい?(あっちこっちごめんね)結局いわきに行くことにした響。
自分を殺せという母の最後の指示を実行することができず、自分の不甲斐なさに涙する秋吉くんに響は、
「弱い自分を認められる人こそ、強い人になることができる」
とかつて父が言った言葉をかける。
秋吉くんを信頼し、来美は任せることにしたようです。

そして来美に自分たちは同級生であったこと、
同じ弓道部に入っていたこと、自分は整備士で来美は医者だったことなど、恋人同士だった以外のことを話し、
来美を取り戻してみせると言い残して旅立っていった。

記憶を失ったはずの来美は涙を流しながら、
「ずっと大事にしてきた何かが、消えてしまったような・・・」
と不安に駆られるのでありました。


でも響、ぶっちゃけどうなの?いわきまでガチで徒歩で行けるの?
東京・埼玉・茨城ぶっちぎるの?きつくない?
しかも往復。行って帰って来るまでシェルター全滅してないかしら。


御前崎さんも退場したし、重要人物っぽい濱田マリも早々と退場したし、
噛まれたところは最早噛み傷じゃなくて抉れとるし、
ゴーレムも顔色変えてるだけじゃなくややグロくなってるし、
なんか地上波じゃなくなってから結構はっちゃけてるこのドラマ。

予告見る限り来週もまた衝撃的な事件起こるっぽくて見逃せない。ていうか残り4話で響は帰って来れるの?大丈夫?24時間マラソン並みにゴールできるか心配です。