「君と世界が終わる日に」8話感想【今回ゾンビ2体しか出てこなくてゾンビドラマであること忘れそう】※ネタバレ有

最近思わず「ひええええええ」とか「ええええええ」とか「はああああああ?」ってリアクションしちゃうシーン多いよねキミセカ。


例えばますます壊れて情緒不安定MAXの首藤を来美が後ろから優しくハグ。
目を疑いました。んんん!?何か上から落ちてきてとっさに助けたのかな!?
それかあの冷凍庫が爆発しそうだったからとっさに助けたのかな!?
ハグじゃなくて人命救助をムーディーに演出したのかな!?って。


でも上から何も落ちてこなかったし冷凍庫も爆発しなかったし、
それどころか来美は首藤をやさしく励まし慰め始めました。
人命救助じゃなくてただのハグでした。


来美・・・
来美はね、生きる意味を自分以外に求め過ぎです。


ワクチン開発のため、復讐のため、
「生きる意味になりそうなこと」を探して見つけた途端全力で乗っかるから
こう、周りが見えなくなるのよ。


そしてそんな来美に入れ込みまくる等々力。
おま・・・さりげなく告ってんじゃねーよ!
クールな判断ズバズバ飛ばしてた等々力くんはどこに行ったんだよ。
本郷さん殺されてあんなに自衛隊に怒りメラメラ燃やしてたのにもうそのこと忘れてるよね?


しかも佳奈恵に「お前、もしかして間宮のことが・・・」って、
さすが・・・!さすが恋愛脳は人の恋愛感情にも敏感だなと思いました。


ていうか等々力は本当は自分と来美さえ良ければどうでもいいんだよね。
だから自衛隊にも寝返ったし島にいた響たちにここ明け渡せなんて無茶も迫るし、恋愛で1番バカになれるのは等々力くんです。彼を突き動かすのは来美への恋心。ただそれのみ。恋の奴隷。


でもね、等々力くんだけが際立ってヤバいわけじゃない。
むしろ駐屯地にはほぼヤバい人しかいない。
まなちゃんのお兄ちゃんだって今回さらにびっくり。
なんと島に行きたいと直談判し、聞き入れてもらえなかったため船にこっそり隠れて上陸。慣れない銃を扱おうとして誤って紹子さんの腕をがっつり撃ってしまったという・・・。


ねえ、やることなすこと全部事態を最悪にしているこのお兄ちゃん。
妹に1人で縄跳びさせていたため妹は噛まれ、
ゴーレムになった妹の拘束ベルトを外したから妹は始末され、
テロリストが悪いとおかしな復讐心を見せたためミンジュンは来美に刺され、
今また勝手な行動の末、罪のない生存者に重傷を負わせ、
お兄ちゃんの負ったかすり傷で激高したくるみは物陰から生存者を狙い、
結果響に射られた。


私思うんだけど、このドラマで罪深き人を挙げるなら、


【絶対王】首藤

【四天王】勝利・等々力・来美・響


こんな感じだと思う。


もうね、駐屯地の良心は浅香航大だけ。
浅香航大しか残ってない。
首藤はあんなだし来美もあんなだし等々力もあんなだし、
あと部下の沢もテロリストテロリストってもうそればっかだし、
浅香航大頑張れ。なんかあなたの頑張りがこの現状を打開する。そんな気がする。


それにしても坪井軍団も去ってしまった今、
響グループで響に次ぐ戦力と言えば佳奈恵しかいない。
お兄ちゃんに放った矢、かすっただけだけど、弓今まで持ったことなかった人がこの短期間で狙ったものにかするだけすごい。


ナイフ持ってゴーレム仕留められるようにもなって・・・
あの文句ばっかりだった佳奈恵が・・・
これも皆を助けたい、ていうか響くんの力になりたいという恋心がなせる技なのでしょうか。
おい、等々力くん。君も成長してくれ。


しかしね、今回のあのラストシーン。
来美の後ろから響が弓で狙いながら「お前がミンジュンを殺した女か!」って詰め寄るシーン。


私あそこでお互い顔を合わせて「そんな・・・」で終わると思ってた。
ていうか来美さん。響を「もう愛していません」と言い切り、敬愛する首藤をバックハグし、
自分のために力を尽くしてくれる等々力くんのピンチに「Not the End」流れるほど気持ちを寄り添わせてたのに、
結局最終的に響なのか。いろいろあったけど響が好きなのか。


いろいろあり過ぎだよ・・・私響が好き!で丸く収まらないほどいろいろなことに手を出してき過ぎたと思うお互いに。


もしこれが海外脚本だったらどうなるのかなと想像してみましたが、


響「お前がミンジュンを刺した女か!」
来美、気が付く。動揺のあまり「Oh...Oh...」とか呟きながら首を横に振る。


響「大事な仲間を・・・お前がやったんだろ」
来美、銃をそっと降ろす。


響「答えろ!」
来美「響!」
響、動きがピタッと止まる。驚愕の表情。


響「お、お前は・・・」
来美、涙に濡れた顔で振り向く。
来美「響・・・、ずっと探してた・・・」
見つめ合う2人。


そして次回、束の間の再開も虚しく、2人は運命の渦に飲み込まれて行く・・・みたいな。このパターンだと2人はもうお互いの道は一緒になることはないのだと諦め、それぞれの勢力に付き本格的に戦いを始めます。(脳内イメージです)