「君と世界が終わる日に」6話感想【誰か来美さんに一旦落ち着くよう言ってください】※ネタバレ有

わああああああ・・・

縄跳び少女が・・・

兄の行動で「ウワァ・・・(何やってんだよ絶対ダメなやつじゃん・・・)」ってなって、

響のあれで「ヒエエ・・・(ほらやっぱりこうなったじゃん・・・)」ってなりました・・・

ちなみに全部声に出しています・・・


なんかこの縄跳び関連ととどんどん違う方向に爆走する来美とラストのインパクトで、もうほかの部分が記憶からかき消されつつある。
順を追っていこう。


響たちは(ガソリンの残量が乏しい)船で海原へと繰り出していた。
文句たらたらの甲本とともに。
お前乗っておいてその言い草・・・。
だったら最初から乗らないで陸地で1人彷徨えばよかっただろ・・・と一体どれだけの視聴者が思っただろう。多分甲本の好感度もう1%切ってる。


そしてなんとか最寄りの島へ到着。
その島にはなんと坪井軍団がいた。
見知った相手と再会し心なしか嬉しそうな響(そういい別れ方した人たちでもないような)。
自分たちもここにいさせてくれと響は坪井に頼み込む。
そうこうしているうちに坪井軍団にいる爺さんの足の怪我が悪化。
抗生物質が必要になったため、響たちと坪井軍団で横須賀の駐屯地に忍び込み、武器や医薬品などの物資調達を行うことに。大胆な作戦ですね。


坪井軍団から提供された隠れ家スペースには、すでにずっと前からこの建物にいたらしい謎の坊主がいた。
何故か一心不乱に読経していたため、リアル僧侶がパーティーに加わるのか!?
と思ったけど、頭以外に僧侶の要素がない・・・
でもなんか職場でお坊さんっぽい坊主の人はほぼ100%実家が寺だったんですよね自分の経験上では。
この人も実家寺なんじゃないの・・・?
まあそれはそこまで掘り下げなくて良しとする。


一方、駐屯地から撤退派の牛込さんと駐屯地滞在派の首藤がわかりやすく対立。
ワクチンのためワクチンのためって、お前あの冷凍庫を移動させたくないからダダこねてるの、私らはわかってるからなあああ。しかもほかの自衛隊員まで味方につけて汚い野郎め、お前など駐屯地外に追放されてしまええええ。
という私の心の声もむなしく、牛込さんは行方不明になってしまいました・・・。


そして来美はワクチンの実験体になってもう完全に朦朧状態。
取り敢えず今打ってるやつは失敗作なのでは・・・?
来美さん完全に自分の世界に入っちゃってますけど・・・。


それにしてもここへきて佳奈恵の気の強さがいい仕事をしてる。
主に甲本への毒吐きという分野で。


「ちょっとしばらく黙ってもらっていいですか?」
「あの人連れて行く必要あんの?」
パワハラですよ。イライラぶつけないでください!」
「口ばっかり」


最近大人しかった佳奈恵。
別に性格が丸くわけじゃなかった。皆が信頼できる仲間だから佳奈恵の態度も軟化しただけだった。甲本以外、な。
響も紹子さんもミンジュンも言い方が優しいから佳奈恵のような思ったこと全部口に出すキャラってこういうときに大切なんだな。佳奈恵、いてくれてありがとう。(でも単独行動はしちゃダメだぞ)。


そんで響たちは駐屯地に侵入。
そしてなんとこのタイミングで縄跳び少女の兄は縄跳び少女の拘束ベルトをゆるめてしまったのです・・・


「1人で縄跳びでもしてろ」と妹を冷たく突っぱねたため、
縄跳びしてる間に縄跳び少女は感染してしまったということだったのよ実は。
「兄ちゃんのせいだ・・・ごめん、痛いよな」
って、こんのバッカチンがあああああ!
今更罪悪感で優しくしてどうすんのコレ!もう妹ゴーレムになっちゃってて痛いとかなんとかそういう問題じゃないの!!


これ自分が襲われるか誰か別の人襲うかで絶対何か起きるんだろうなと思ってたら
別の人(響)パターンでした。
そりゃあ、そりゃあ子供のゴーレムだとて、襲われてシャーシャー言われたら刺しますわ・・・
悪いのは響じゃない・・・悪いのは全て今更妹に懺悔していらんことした兄なのだよ・・・


そしてなんかどさくさに紛れて牢屋脱出した等々力が朦朧状態の来美を連れて逃走。
逃げてる最中の来美を見て響は来美を追跡。
来美と等々力が逃げ込んだ地下室(真っ暗闇)の中で等々力はゴーレム化した牛込さんに躊躇したところ自衛隊に殴られ気絶。
響はあと1歩で来美と再会できるというところで自衛隊に殴られ気絶。
おのれ首藤。


そして響はゴーレムのたっぷり入った檻のある暗い部屋に縛り付けられ、かつて母の主治医であった首藤と再会。
来美に何かされたと思い激高する響。響たちをハエ呼ばわりして楽しそうな首藤の下郎ぶり。
私はねえ、己のエゴをさも公益のように語るやつがたまらなく嫌いなんですよぉぉぉぉぉ。
私が文系でなく理系でサイエンティストだったら今すぐ首藤が木っ端みじんになる装置開発したい。


そんな中、何者かに駐屯地の電源をぶっ壊され、大事な装置がおじゃんになりかけたため首藤は慌ててそっちへ。
檻の中から牛込さんを出して響を襲わせるというおまけつきで去って行った。


牛込さん、本当にね、実は牛込さんがあまりにもちょびちょびのちょびしか出てこないから、このドラマはなんて神保の無駄遣いをするんだと思ってたんだけど、
神保さんはこのゾンビ演技をするために呼ばれたの?ってくらいいいゾンビでした。ナイスゾンビでした。


そしてナイスゾンビをやっつけ響を助けるミンジュンと佳奈恵。
そう、書き忘れてたけどこの2人は駐屯地に戻った響をやはり置いて行けないと
追いかけてきたのです。
そして甲本は「自分が1番大事だろ!」と2人の行動を非難するも、
船のそばで今にも島に戻りそうな坪井たちに土下座してもう少し彼らが戻ってくるのを待っていて欲しいと懇願するのでした。
おい、こんなんずるいだろ。


甲本もう速攻喰われていいよと思ってたのにこんな姿見せられたら「こいつも根は悪い奴じゃないんだな」とコロッと思わされてしまうじゃん。


むしろ甲本が船守ってるって1人だけ残った時点で「こいつ絶対1人で逃げる気だな」と思ってたのにちゃんと待ってて「まあまあいい奴だな」って錯覚しちゃったし。チョロいんだよ私は。


で、結局響たちは駐屯地を脱出し、来美は朦朧状態から回復し、
ぶっ壊れかけた装置(冷凍庫)はなんとか復旧して事なきを得た。


しかし事なきを得ていない問題がある。
そう、それは縄跳び少女問題。


来美は殺されてしまった縄跳び少女を発見。
で、でね、あろうことか兄は「テロリストにやられた」と言いおったのですよ。
おいおいおいおいおい、ちょ、待てよ。
テロリストに殺されたのはそもそも誰のせいなんだってばよ。


でもね、来美にはそんなことわかりようもない。
わかりようもないから「まなちゃんをこんな目に遭わせた奴は私が必ず殺す」とか言い始めちゃった。
こんな目に遭わせた奴が誰かって原因を辿っていくと主に来美と縄跳びの兄っていうことになってしまうと思うんだけど。
っていうか。ねえ、来美。あなたそもそもなぜ自分が駐屯地にいるのか考えてみて。当初の目的を忘れないで欲しい。


響はもう何人もゴーレムを殺していろいろな人に殺されそうになって裏切られて、あんな目こんな目に遭っても未だに来美の名を聞き姿を見れば一心不乱に駆け出していくほど一途だよ。


そう、だから響は駐屯地脱出した後も来美をどうしても助けてまた駐屯地戻ったんです。
そしてそこで牢屋に鎖でつながれた1体のゴーレムを発見するのですが、
なんとそれは自分の母親でした(白目)。


あの優しく朗らかだったお母さんがあり得ない様相でつながれてるところを見てしまった響の胸中たるや。
人を憎まない、誰かを嫌いになりそうになったら大好きなもので胸をいっぱいにすると語っていたお母さんのこの状態を見て、果たして響は人を憎まずにいられるのでしょうか。


ラストシーンに流れる「星を仰ぐ」の「君といれたら」というフレーズ、
来美と一緒にいられたら響の心は憎しみに溢れることはないかもしれないが、その来美も今は遠い。
なんかこの歌、「こんなやすらかな日々もあったけれどもう戻れないんだよ」という雰囲気ですごくやるせないな。